白なめし革バッグ試作(No.2) [革・鞄(produzioni, pelle)]
先週のIFFで展示したバッグをアップします
白なめし革を使ってのバッグは、「和服にも洋服にも合うバッグ」以来2作目となるので、白なめし試作No.2とします。
白なめし革ほど、デザインが難しい革はない・・・・つくづくそう思いました。
その独特な自然な風合い
その良さを最大限引き出すためには、シンプルでなければならない。
例えて言うなら、獲れたての生き生きとした天然の鯛を、いかにその素材のもつ味を生かして調理し、なおかつ在り来たりじゃない個性的な料理に仕上げるか・・・。
シンプルかつ個性的に
2つの相対する要素を融合させなければならない。
それが白なめし革を使うバッグに必要なことなのだ。
で、とりあえず今回は先週のIFFに間に合わせるために作ったので、まだ試作段階であり、技術的にもデザイン的にもまだまだ詰めなければならないのだけど、ひとまずアップします。
白なめし革を使ってのバッグは、「和服にも洋服にも合うバッグ」以来2作目となるので、白なめし試作No.2とします。
白なめし革ほど、デザインが難しい革はない・・・・つくづくそう思いました。
その独特な自然な風合い
その良さを最大限引き出すためには、シンプルでなければならない。
例えて言うなら、獲れたての生き生きとした天然の鯛を、いかにその素材のもつ味を生かして調理し、なおかつ在り来たりじゃない個性的な料理に仕上げるか・・・。
シンプルかつ個性的に
2つの相対する要素を融合させなければならない。
それが白なめし革を使うバッグに必要なことなのだ。
で、とりあえず今回は先週のIFFに間に合わせるために作ったので、まだ試作段階であり、技術的にもデザイン的にもまだまだ詰めなければならないのだけど、ひとまずアップします。
サイクルモード展示自転車に・・・ [革・鞄(produzioni, pelle)]
ボクが数年前に、そのジャージのデザインのカッコよさに一目惚れして以来お付き合いのある、BEACH(お店の名前はPandani)。
以前、お店のオブジェを依頼されて、ワニ革と羽根と金属でサドルを作ったあのお店です。(その時のブログはこちら)
で、先月そのBEACHのabさんから、ある依頼の電話が・・・。
後日お店にうかがって詳しいお話を聞きました。
その依頼というのは・・・
「サイクルモードに展示する自転車に革を巻いてほしい」
ということでした。
実際その自転車(まだその時はフレーム塗装などが未完成)を見たのですが、ディスクホイールのデザインが過去最高級のカッコよさ
そのデザインは、新しく作ってるジャージのデザインらしく、後でそのジャージを見たときにはもう鳥肌ものでした
abさん曰く、その自転車のデザインのイメージは「パンクロック調」なド派手な・・・というかありえない感じの強烈なインパクトの自転車。
もちろんド派手なら何でもいいというものではありません。
足し算だけではなく、全体のバランスを考えて引き算も必要となってきます。
abさんのイメージを聞いて、それをまずは試作で形にしてみることにしました。
いちばん厄介だったのは、イメージ通りのパンクロック調(あるいはSM調)な感じの尖った鋲が、どの金具屋にいってもなかなかこれってのが見つからなかったことでした。
でも何とか近い感じのものをいろいろ買って、試作を作って持っていきました。
TTバー(タイムトライアル用のまっすぐ突き出たハンドルバー)とそのパッドは、ほぼ試作通りの路線でいくことに。
ただ、フレームの方は赤いラインの塗装が入るとのことで、そのライン(というか全体のイメージ)を損ねないような感じにしようということになりました。
フレーム用に、かなりイカツイ感じの刺々しい金具を使ったパーツも作ってきたのですが、最終的にそれは「引き算」で使わないことに。
abさんと最終的な方向性を詰めて、家でパーツを作り、最後はPandaniのお店での作業で完成させました
こんなパーツです。
以前、お店のオブジェを依頼されて、ワニ革と羽根と金属でサドルを作ったあのお店です。(その時のブログはこちら)
で、先月そのBEACHのabさんから、ある依頼の電話が・・・。
後日お店にうかがって詳しいお話を聞きました。
その依頼というのは・・・
「サイクルモードに展示する自転車に革を巻いてほしい」
ということでした。
実際その自転車(まだその時はフレーム塗装などが未完成)を見たのですが、ディスクホイールのデザインが過去最高級のカッコよさ
そのデザインは、新しく作ってるジャージのデザインらしく、後でそのジャージを見たときにはもう鳥肌ものでした
abさん曰く、その自転車のデザインのイメージは「パンクロック調」なド派手な・・・というかありえない感じの強烈なインパクトの自転車。
もちろんド派手なら何でもいいというものではありません。
足し算だけではなく、全体のバランスを考えて引き算も必要となってきます。
abさんのイメージを聞いて、それをまずは試作で形にしてみることにしました。
いちばん厄介だったのは、イメージ通りのパンクロック調(あるいはSM調)な感じの尖った鋲が、どの金具屋にいってもなかなかこれってのが見つからなかったことでした。
でも何とか近い感じのものをいろいろ買って、試作を作って持っていきました。
TTバー(タイムトライアル用のまっすぐ突き出たハンドルバー)とそのパッドは、ほぼ試作通りの路線でいくことに。
ただ、フレームの方は赤いラインの塗装が入るとのことで、そのライン(というか全体のイメージ)を損ねないような感じにしようということになりました。
フレーム用に、かなりイカツイ感じの刺々しい金具を使ったパーツも作ってきたのですが、最終的にそれは「引き算」で使わないことに。
abさんと最終的な方向性を詰めて、家でパーツを作り、最後はPandaniのお店での作業で完成させました
こんなパーツです。
最近作ってたもの [革・鞄(produzioni, pelle)]
最近は、去年にオーダーいただいて、まだ作ってなかったものを作ってるのですが、今週仕上がったモノが、そこそこいい感じで作れたので、ブログに載っけちゃいます。
以前紹介した花屋さんから依頼されてたシザーケースなんですけど、普通の花屋さんじゃなくてプリザーブドフラワーの作家さんなので、ちょっと花屋さんとは使う道具が変わってきます。
特にハサミがちょっと大きめなので、それに合わせて行きあたりバッタリ的に作っていったら・・・・
ちょっと大きくなっちゃった
まあポーチを兼ねる作りなので、仕方ないのだけど・・・
で、仕上がりはこんなです。
以前紹介した花屋さんから依頼されてたシザーケースなんですけど、普通の花屋さんじゃなくてプリザーブドフラワーの作家さんなので、ちょっと花屋さんとは使う道具が変わってきます。
特にハサミがちょっと大きめなので、それに合わせて行きあたりバッタリ的に作っていったら・・・・
ちょっと大きくなっちゃった
まあポーチを兼ねる作りなので、仕方ないのだけど・・・
で、仕上がりはこんなです。
システム手帳試作(=ぼく手帳) [革・鞄(produzioni, pelle)]
こないだまで試作作りをしていたシステム手帳を紹介します。
結論から言うと、結局今年も商品化は断念ということになりました
でも出来映えにはかなり満足はしています
じゃあなんで今年は商品化しないかというと、販売するとなると3万円前後になりそうなので、それだけ高く売るのであれば、小さな粗も見逃せないということで、ボク自身が1年使って粗探しをして、きっちりとしたカタチで商品化できるよう詰めていかなければならないと思ったのです。
手帳の外側は、とりあえずブックカバーとほぼ同じデザインにしてみました。
結論から言うと、結局今年も商品化は断念ということになりました
でも出来映えにはかなり満足はしています
じゃあなんで今年は商品化しないかというと、販売するとなると3万円前後になりそうなので、それだけ高く売るのであれば、小さな粗も見逃せないということで、ボク自身が1年使って粗探しをして、きっちりとしたカタチで商品化できるよう詰めていかなければならないと思ったのです。
手帳の外側は、とりあえずブックカバーとほぼ同じデザインにしてみました。
0.1mmの格闘 [革・鞄(produzioni, pelle)]
サンタクローチェの日記の続きを書く精神的余裕がなかなか無い日が続いております
実は先週からシステム手帳作り(まだ試作段階)をしてまして、今週中にはなんとか1点でもきちっとしたカタチにしておきたいのですが、思うように進んでません
去年、結局断念したシステム手帳、今年こそはと思っていたのに、完全に出遅れました
もうすでにどこのお店でも年末商戦で手帳を置いてるってのに、まだ試作作ってんのかって感じなのですが、小物って難しいんですよねぇ〜
一般の方によく言われるのは「鞄を作れるんだったら、財布を作って欲しい・・・」という言葉。
鞄より財布の方が小さいから、より簡単に作れると思われがちなんですが、むしろ財布の方が難しい
革の厚みをいかに抑えるか、なおかついかに丈夫に作るか・・・。
手作り感を生かしたテイストの物ならば、それほど難しくはないのだけれど、ボクが作ろうとしてるのは、伊勢丹とかで数万で売ってそうなレベルのもの
それにはまず革を極限まで薄く漉く必要があったので、先週は革漉き屋さんを回ってました。
だいぶ前にS革漉屋さんのおじさんが得意げに「0.36mmまで漉ける」と言ってたのを覚えていたので、0.4mm前後が限界と踏んで、0.4mmと0.6mmの2種類を使い分けようと、革を裁断して2色の革を2枚ずつにして革漉き屋さんに向かいました。
革も、0.4mmまで漉いても大丈夫な物で、なおかつ出来上がった時に手にしっくり馴染むもの・・・というものでなければならなかったのですが、たまたまイメージ通りの革を2色持っていたので、あらためて買わずに済みました。
まず向かったのが某O革漉さん。
ここは革漉き代が安いので好きなのですが・・・
「0.4mm無理無理せいぜい0.6mmぐらいにしか出来ないよ」
「どこに持っていってもそんな0.4mmなんてやってくれるとこ無いよ。」
・
・
・
・
言われるような気はしていた
とりあえずそこでは0.6mmの方だけお願いすることにして、次の革漉き屋さんへ向かいました。
次に向かったのは「0.36mmまで漉ける」と言っていたS革漉さん。
「0.4mmって漉けますか?」と聞くと、「あぁ、漉けるよ」とあっけなく言われた。
ただここは革漉き代が高い
でもこの場合は仕方ないので、迷わずお願いすることにしました。
翌日革を取りに行って、いよいよ製作。・・・といってもまずは試作。
0.4mmの革をいじりながら、頭の中で芯材、補強材の入れ方、ナイロン布地の使い方、どこをさらに包丁で薄く漉くか・・・。
色々イメージしながら型紙をとる。
革を裁断し、部分的に包丁でさらに漉き、ナイロン布地と張り合わせ、芯材に貼付けていく。
そして縫製。
出来上がりを見てみると・・・
イマイチ納得がいかない
また型紙から作り直し
今週中にカタチになるのだろうか
ちなみに本番には新しい「ABALLI」ロゴとエンブレムの刻印が入る
こないだの土日に、ロゴとエンブレムを考えてたんだけど、特にエンブレムが悩んだ
でもなんとか納得のいくデザインが浮かび、いま刻印屋さんで製作中。
あぁ、あと1ヶ月早く動いておくんだった
実は先週からシステム手帳作り(まだ試作段階)をしてまして、今週中にはなんとか1点でもきちっとしたカタチにしておきたいのですが、思うように進んでません
去年、結局断念したシステム手帳、今年こそはと思っていたのに、完全に出遅れました
もうすでにどこのお店でも年末商戦で手帳を置いてるってのに、まだ試作作ってんのかって感じなのですが、小物って難しいんですよねぇ〜
一般の方によく言われるのは「鞄を作れるんだったら、財布を作って欲しい・・・」という言葉。
鞄より財布の方が小さいから、より簡単に作れると思われがちなんですが、むしろ財布の方が難しい
革の厚みをいかに抑えるか、なおかついかに丈夫に作るか・・・。
手作り感を生かしたテイストの物ならば、それほど難しくはないのだけれど、ボクが作ろうとしてるのは、伊勢丹とかで数万で売ってそうなレベルのもの
それにはまず革を極限まで薄く漉く必要があったので、先週は革漉き屋さんを回ってました。
だいぶ前にS革漉屋さんのおじさんが得意げに「0.36mmまで漉ける」と言ってたのを覚えていたので、0.4mm前後が限界と踏んで、0.4mmと0.6mmの2種類を使い分けようと、革を裁断して2色の革を2枚ずつにして革漉き屋さんに向かいました。
革も、0.4mmまで漉いても大丈夫な物で、なおかつ出来上がった時に手にしっくり馴染むもの・・・というものでなければならなかったのですが、たまたまイメージ通りの革を2色持っていたので、あらためて買わずに済みました。
まず向かったのが某O革漉さん。
ここは革漉き代が安いので好きなのですが・・・
「0.4mm無理無理せいぜい0.6mmぐらいにしか出来ないよ」
「どこに持っていってもそんな0.4mmなんてやってくれるとこ無いよ。」
・
・
・
・
言われるような気はしていた
とりあえずそこでは0.6mmの方だけお願いすることにして、次の革漉き屋さんへ向かいました。
次に向かったのは「0.36mmまで漉ける」と言っていたS革漉さん。
「0.4mmって漉けますか?」と聞くと、「あぁ、漉けるよ」とあっけなく言われた。
ただここは革漉き代が高い
でもこの場合は仕方ないので、迷わずお願いすることにしました。
翌日革を取りに行って、いよいよ製作。・・・といってもまずは試作。
0.4mmの革をいじりながら、頭の中で芯材、補強材の入れ方、ナイロン布地の使い方、どこをさらに包丁で薄く漉くか・・・。
色々イメージしながら型紙をとる。
革を裁断し、部分的に包丁でさらに漉き、ナイロン布地と張り合わせ、芯材に貼付けていく。
そして縫製。
出来上がりを見てみると・・・
イマイチ納得がいかない
また型紙から作り直し
今週中にカタチになるのだろうか
ちなみに本番には新しい「ABALLI」ロゴとエンブレムの刻印が入る
こないだの土日に、ロゴとエンブレムを考えてたんだけど、特にエンブレムが悩んだ
でもなんとか納得のいくデザインが浮かび、いま刻印屋さんで製作中。
あぁ、あと1ヶ月早く動いておくんだった
ワイルドメッセンジャー2 (WM2) [革・鞄(produzioni, pelle)]
とっくに1か月前に出来上がってたんですが、撮影する時間がなかなかなくて、今頃のアップになっちゃいました
もうお気付きかと思いますが、ブログ表紙写真を、出来たての「ワイルドメッセンジャー2 (WM2)」バージョンに変えてみました。
フィレンツェを一望できる、ミケランジェロ広場での撮影です
次々に観光客が来る中、合間を見計らって、三脚を立てての撮影です。
もうお気付きかと思いますが、ブログ表紙写真を、出来たての「ワイルドメッセンジャー2 (WM2)」バージョンに変えてみました。
フィレンツェを一望できる、ミケランジェロ広場での撮影です
次々に観光客が来る中、合間を見計らって、三脚を立てての撮影です。
『ぼくPCバッグ』 [革・鞄(produzioni, pelle)]
あぁ~不自由なくネットできる環境が欲しいぃ~~~っ
すみません、ぼやいてしまいました
イタリアに来て初めて授業で作ったバッグは、『ぼくPCバッグ』
ノートパソコン用バッグです。
結局1か月も掛っちゃいました
扱いにくいミシンのおかげで、ボロボロで最悪の出来なのですが、撮影技術でなんとかごまかしました。
(家の前の道で撮影)
すみません、ぼやいてしまいました
イタリアに来て初めて授業で作ったバッグは、『ぼくPCバッグ』
ノートパソコン用バッグです。
結局1か月も掛っちゃいました
扱いにくいミシンのおかげで、ボロボロで最悪の出来なのですが、撮影技術でなんとかごまかしました。
(家の前の道で撮影)