SSブログ

白なめし革バッグ試作(No.2) [革・鞄(produzioni, pelle)]

先週のIFFで展示したバッグをアップします[カバン]
白なめし革を使ってのバッグは、「和服にも洋服にも合うバッグ」以来2作目となるので、白なめし試作No.2とします。

白なめし革ほど、デザインが難しい革はない・・・・つくづくそう思いました。
その独特な自然な風合い[ぴかぴか(新しい)]
その良さを最大限引き出すためには、シンプルでなければならない。
例えて言うなら、獲れたての生き生きとした天然の鯛を、いかにその素材のもつ味を生かして調理し、なおかつ在り来たりじゃない個性的な料理に仕上げるか・・・。

シンプルかつ個性的に[ぴかぴか(新しい)]

2つの相対する要素を融合させなければならない。
それが白なめし革を使うバッグに必要なことなのだ。
 
 
で、とりあえず今回は先週のIFFに間に合わせるために作ったので、まだ試作段階であり、技術的にもデザイン的にもまだまだ詰めなければならないのだけど、ひとまずアップします。
 
 
shiro02_01.jpg

 
ボクはバッグをデザインする上で、ラインを特に気遣います。
このバッグで個性を出せるところは、ある意味そこしかないと思ったので。

shiro02_02.jpg

最初の試作にしては、ある程度イメージ通りのラインが出たと思います[ぴかぴか(新しい)]
さらにイメージに近づけるためには、もう少し調整しなければなりません。
持ち手の付け根の部分はもう少し細くなる予定が、太くなっちゃいました[たらーっ(汗)]
焦げ茶の革は、柔らかい鹿革で、持ち手を握ったときの感触はたまりません[ぴかぴか(新しい)]

shiro02_03.jpg
 
ファスナーのところに「ABALLI」のロゴとエンブレムを入れてみました。

shiro02_04.jpg

マチも程よく、使い勝手のいいサイズになったと思います。
shiro02_05.jpg

  
両サイドのギボシ金具・・・
shiro02_06.jpg

これは、肩掛けベルト(後で作る予定)を取り付けるためのものです。

・・・・が、
こういう使い方もできるようにしてます。
shiro02_09.jpg
 
 
内部はと言うと・・・

shiro02_07.jpg
 
写真に撮りづらいので、まだ縫い合わせる前の写真をどうぞ。
shiro02_08.jpg
 
 
と、こんな試作品です。
今回は(まだ詰めるところはいっぱいあるけど)まずまず納得のいくバッグが作れたかな?と思っています。

明日(もう今日か[たらーっ(汗)])から浅草の都立産業貿易センターで催される「東京レザーフェア」で急きょまた展示を依頼され、4階の兵庫県皮革産業組合の特別展示のコーナーで展示されます。
 
一般の方で行かれる方はいないと思いますが、業界の方や学生さんで行かれる方は、兵庫県のブースもご覧になってみてくださいね[わーい(嬉しい顔)]

nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 4

Tytto

製作されていますね〜。
私も見習わなくてはっ!

このバック、かなり個性的に見えますよ。
個人的には、シンプル感はあんまり感じないなぁ。
加トワールド全開!!
今後どんな風に変化して行くのか気になります。
by Tytto (2010-01-21 09:00) 

加ト

☆Tyttoさん
いやぁ~まだまだもっと作らにゃならんのだけど・・・(^_^;)
個性はそれなりに出せたかなぁと思ってます。
シンプル感は・・・感じないかぁ~(^_^;)

by 加ト (2010-01-22 10:25) 

gon

春らしくて清楚なカバンですね〜♪
思い通りに1つのものの形ができていくのって、
本当にスゴイと思います☆
by gon (2010-01-24 03:48) 

加ト

☆gonさん
より春らしく、焦げ茶の部分をもっと明るい色の革を使おうかと考えてま~す(^_^)
なかなか思い通りにいかないこともあって、「商品」作りの難しさも感じてます(^_^;)

by 加ト (2010-01-24 18:09) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。