第81回東京レザーフェアに行って来た。 [革イベント]
毎年1月と6月に浅草の産業貿易センターで開催される革の見本市、東京レザーフェア。
今年の「2010-11 秋冬コレクション」は1月21,22日ということで、2日間とも行ってまいりました。
昨年は1月も6月もイタリアにいたので、ボクにとって1年半ぶりの東京レザーフェア
今回のボクのレザーフェアに対する意気込みは、今までと全く違ってました
今までは「気に入った革を見つけて各1枚手に入れる」ための交渉の場でしたが、今回は「ABALLIを本格的に立ち上げるうえでの商品作りのための仕入れ」という、同じようで全く違う目的での交渉となりました。
気に入った革があっても、1枚しか手に入らない革は買う対象にはならないのです。
量産するうえで、同じ革が数枚手に入らなければならない・・・・。
その「数枚」というのが厄介なのです。
1枚だけだったら、展示サンプルの革を後で譲ってもらうよう交渉することが場合によって可能なのだけど、展示してる革で「数枚」の在庫がある可能性は低いのです。
つまり数枚欲しい場合は作ってもらわなければならないということ。
作ってもらう上での最小ロットは各社異なるけど、良くて5枚ぐらいから、大体10枚20枚以上というのがほとんど。
稀に「1枚でも作るよ」という小さいタンナーさんもいないこともないけれども、もちろん割高。
ということで「数枚」を確保できる革というのが今回革を探す上での大前提となりました。
そして、今回は自分の中で革探しの上でのテーマがありました。
一文字で表すならば・・・・・・「触」
デフレで合皮やナイロン製の安いバッグばかりが出回ってる昨今、ボクのような個人メーカーが一般ユーザーの心を掴むには「五感」で本物の革の良さを訴えられるようなバッグを作らなければならないと思っている。
つまり「視覚」だけでバッグを作るのではなく、実際に手に触れてみた時に感動させられる「触覚」で訴えかける革、そしてバッグ・・・・
それと今回は「防水,撥水革でボクのイメージに近い革を探す」という大きな目的もありました。
それは、自転車向けのバッグを展開していく上で、欠かせないものでした。
前週のIFFで展示させてもらったバッグ2点、急きょこのレザーフェアでも白なめし革の新敏製革所さんからの依頼で、兵庫県皮革産業組合の大きなスペースの中の、特別展示スペースに展示させてもらいました。(写真は撮ってません)
さて、朝が遅いボクは、早起きを心掛けたもののやっぱり起きれず・・・・
2日間とも会場入りが昼近くになってしまいました。
まずはいちばん上の7階から攻めていきます。
数年前からお付き合いのあるH社さんでは、ある毛皮の2枚だけある在庫を安く譲りましょうか?と、おいしいお話をいただいたり・・・
こちらも少しお付き合いのあるT社さんでは、とってもボク好みの革が待っていました
(革自体の写真の掲載は控えました)
手仕事のため、かなり割高ではあるけれども、この風合いはすご~く魅力的
ABALLI本格オープンの特別限定品をこの革で作ってみようかなぁ
手触り感で一番感動したのは墨田のT社の、ゴート革の床面を特殊加工して表とした革
すっごく気持ちいい手触り
これはぜひとも使いたい
「革感」・・・・そういう表現で伝わるかどうか分からないけど、すごく「革」を感じる革に巡り会えたのが、姫路のO社の革
オイルをしっかり染み込ませた、触った感じが何とも言えなくいい、しかも自然撥水する革。
かなり高価だけど、これもぜひとも使ってみたい!
(ボクが金銭的に)可能なら工場にお邪魔したいなぁ~
防水革は、2社のブースでボク好みの風合い&色合いの革が見つかりました
S社の防水革はちょっとスウェードに近い手触り感で、色も焦げ茶、赤、ベージュのボクが使いたい3色で展開している。
今回の大本命といっていいだろう
ロット5枚からOKということで、とりあえずサンプル用に1枚ずつ譲ってもらって・・・・と思ったら、先客がいたらしく、ベージュだけ手に入らなかった
なのでベージュはいきなり5枚注文することになるだろう。
もう1社の兵庫たつの市のS社は、防水革を得意としてるだけあって、こちらもまたいい色で風合いもよく、しかもこの革はかなり薄くできるようなので、こちらの防水革も本命だ。(2つも本命があっていいのか?)
赤色の革がないのが残念なところだが、型押しや絞りなどの加工もできるということで、こちらも可能なら近いうちに工場へお邪魔したいなぁ~
この他にも魅力的な革がいろいろありました
来月初旬に革屋さん各社が一斉に個展をやるので、またその時は気合入れていい革を探したいと思ってます。
(この日記、写真がほとんど無くてごめんなさい。基本的に撮影禁止なもんで・・・)
今年の「2010-11 秋冬コレクション」は1月21,22日ということで、2日間とも行ってまいりました。
昨年は1月も6月もイタリアにいたので、ボクにとって1年半ぶりの東京レザーフェア
今回のボクのレザーフェアに対する意気込みは、今までと全く違ってました
今までは「気に入った革を見つけて各1枚手に入れる」ための交渉の場でしたが、今回は「ABALLIを本格的に立ち上げるうえでの商品作りのための仕入れ」という、同じようで全く違う目的での交渉となりました。
気に入った革があっても、1枚しか手に入らない革は買う対象にはならないのです。
量産するうえで、同じ革が数枚手に入らなければならない・・・・。
その「数枚」というのが厄介なのです。
1枚だけだったら、展示サンプルの革を後で譲ってもらうよう交渉することが場合によって可能なのだけど、展示してる革で「数枚」の在庫がある可能性は低いのです。
つまり数枚欲しい場合は作ってもらわなければならないということ。
作ってもらう上での最小ロットは各社異なるけど、良くて5枚ぐらいから、大体10枚20枚以上というのがほとんど。
稀に「1枚でも作るよ」という小さいタンナーさんもいないこともないけれども、もちろん割高。
ということで「数枚」を確保できる革というのが今回革を探す上での大前提となりました。
そして、今回は自分の中で革探しの上でのテーマがありました。
一文字で表すならば・・・・・・「触」
デフレで合皮やナイロン製の安いバッグばかりが出回ってる昨今、ボクのような個人メーカーが一般ユーザーの心を掴むには「五感」で本物の革の良さを訴えられるようなバッグを作らなければならないと思っている。
つまり「視覚」だけでバッグを作るのではなく、実際に手に触れてみた時に感動させられる「触覚」で訴えかける革、そしてバッグ・・・・
それと今回は「防水,撥水革でボクのイメージに近い革を探す」という大きな目的もありました。
それは、自転車向けのバッグを展開していく上で、欠かせないものでした。
前週のIFFで展示させてもらったバッグ2点、急きょこのレザーフェアでも白なめし革の新敏製革所さんからの依頼で、兵庫県皮革産業組合の大きなスペースの中の、特別展示スペースに展示させてもらいました。(写真は撮ってません)
さて、朝が遅いボクは、早起きを心掛けたもののやっぱり起きれず・・・・
2日間とも会場入りが昼近くになってしまいました。
まずはいちばん上の7階から攻めていきます。
数年前からお付き合いのあるH社さんでは、ある毛皮の2枚だけある在庫を安く譲りましょうか?と、おいしいお話をいただいたり・・・
こちらも少しお付き合いのあるT社さんでは、とってもボク好みの革が待っていました
(革自体の写真の掲載は控えました)
手仕事のため、かなり割高ではあるけれども、この風合いはすご~く魅力的
ABALLI本格オープンの特別限定品をこの革で作ってみようかなぁ
手触り感で一番感動したのは墨田のT社の、ゴート革の床面を特殊加工して表とした革
すっごく気持ちいい手触り
これはぜひとも使いたい
「革感」・・・・そういう表現で伝わるかどうか分からないけど、すごく「革」を感じる革に巡り会えたのが、姫路のO社の革
オイルをしっかり染み込ませた、触った感じが何とも言えなくいい、しかも自然撥水する革。
かなり高価だけど、これもぜひとも使ってみたい!
(ボクが金銭的に)可能なら工場にお邪魔したいなぁ~
防水革は、2社のブースでボク好みの風合い&色合いの革が見つかりました
S社の防水革はちょっとスウェードに近い手触り感で、色も焦げ茶、赤、ベージュのボクが使いたい3色で展開している。
今回の大本命といっていいだろう
ロット5枚からOKということで、とりあえずサンプル用に1枚ずつ譲ってもらって・・・・と思ったら、先客がいたらしく、ベージュだけ手に入らなかった
なのでベージュはいきなり5枚注文することになるだろう。
もう1社の兵庫たつの市のS社は、防水革を得意としてるだけあって、こちらもまたいい色で風合いもよく、しかもこの革はかなり薄くできるようなので、こちらの防水革も本命だ。(2つも本命があっていいのか?)
赤色の革がないのが残念なところだが、型押しや絞りなどの加工もできるということで、こちらも可能なら近いうちに工場へお邪魔したいなぁ~
この他にも魅力的な革がいろいろありました
来月初旬に革屋さん各社が一斉に個展をやるので、またその時は気合入れていい革を探したいと思ってます。
(この日記、写真がほとんど無くてごめんなさい。基本的に撮影禁止なもんで・・・)
2010-01-24 21:51
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革にもいろんな種類があるんですね〜。
イタリアには買い付けに行かないんですか?(^^)
…やっぱ行くならジロに合わせてがベストかな♪
by gon (2010-01-27 03:46)
☆gonさん
イタリアに買い付けに・・・行きた~い!!
実際、今回のレザーフェアで一番気になった革は、イタリアからのインポートもの。
それを注文するとなるとイタリアから取り寄せなきゃならないので、最小でも数十枚からになっちゃう(; ;)
しかも高い!
あぁ~、現地で買いたい・・・。
もちろん5月に♪
by 加ト (2010-01-29 12:12)