秋限定ほうろく『もみじ』販売開始 [革・鞄(produzioni, pelle)]
もうすっかり秋の空気になりましたねぇ〜
涼しくなって、あったかいお茶が美味しい季節になりました。
秋の夜長、ご自宅でほうじ茶を煎って香ばしい薫りにつつまれてみませんか?
そうです
ご好評いただいてるNexteaさんとのコラボ商品『革巻きほうろく』
その秋限定バージョンを作りました
『もみじ』
販売開始いたしました〜
手染めで黄色〜赤へと糸をグラデーションをつけて染め上げ、紅葉に染まりゆくもみじをイメージしました
革は定番色と同様、焼けても無害なタンニン鞣し革を、ストーンウォッシュ加工することで柔らかくて優しい手触りを実現させています。
価格は定番色と同じで
ストラップなし・・・4,900円(税込み)
ストラップ付き・・・5,625円(税込み)
で販売させていただきます。
ご注文はNexteaまたはABALLIまでお願いいたします。
P.S. 昨夜徹夜で撮影&画像処理してたんですが、ライティングがどうもうまくいかず、まあそれでも画像処理でなんとかしたんですが・・・
ライティング無しで部屋の照明のみで撮ったアップの写真が、いちばんきれいに撮れちゃいました
一晩で何か作ろうシリーズ☆その1 [革・鞄(produzioni, pelle)]
ペンケース・・・
製作時間、数時間
真夜中から作り始めたから徹夜になっちゃった
はよ寝よ〜っと
製作時間、数時間
真夜中から作り始めたから徹夜になっちゃった
はよ寝よ〜っと
新作『05 -zero cinque-』for JAPAN LEATHER AWARD 2011 [革・鞄(produzioni, pelle)]
体調面やスケジュール等でブログのアップを少しお休みしていました。
おかげさまで体調も体力も回復して、もう普通に生活しております。
ご心配おかけしました。
アップしてなかった理由はもうひとつ・・・。
JAPAN LEATHER AWARD 2011に出品するバッグを作ってました
昨年までは春に締切だったこのコンテスト、今年は秋になって昨日が締切。
昨日の朝に完成して、当日便で送って間に合いました。
昨年は姫路白なめし革を使ってのエコレザー部門への出品でした。
昨年の作品はこちら。
今年は草加のタンナーで試験的に作ってるエコレザーが良さげだったので、そのエコレザーをコンテストに間に合うように作ってもらえないか問い合わせてたのですが、結局無理そうってことで、今回も白なめし革を使っての製作となりました。
昨年の作品が白なめしバッグの4作目で『04 -zero quattro』だったので、とりあえず5作目の今回は『05 -zero cinque-』という何ともひねりの無いネーミングでございます。
まあ名前はどうでもいいんです。
さて、今回自分に課したテーマは「シンプル」。
昨年は複雑な技術を使って作ったため、製作に苦労し、値段設定も高値にせざるを得なくなりました。
その反省を踏まえ、また体調面も考えた結果
・短期間で製作できる構造で
・複雑すぎることはせずにシンプルに
・なおかつ個性を出してセンスよく
という、ある意味いちばん難しいテーマを組みました
短期間でシンプルなバッグを作るのは誰にでも出来ます。
しかしそこに個性を求めると話は変わってきます。
つまり少ない要素で個性を出さなきゃならない。
ごく少ない材料で感動する料理を作らなければならないようなものですね。
ましてや素材は白なめし革。
料理の鉄人的に言うと「今日のテーマは・・・『鯛』!」ってとこでしょうか?
淡白な素材のうまみを引き出す調理が求められるわけです
・・・ってさっきから料理の話ばっか腹へってんのか!?
というコンセプトで出来上がった料理はこちらです
おかげさまで体調も体力も回復して、もう普通に生活しております。
ご心配おかけしました。
アップしてなかった理由はもうひとつ・・・。
JAPAN LEATHER AWARD 2011に出品するバッグを作ってました
昨年までは春に締切だったこのコンテスト、今年は秋になって昨日が締切。
昨日の朝に完成して、当日便で送って間に合いました。
昨年は姫路白なめし革を使ってのエコレザー部門への出品でした。
昨年の作品はこちら。
今年は草加のタンナーで試験的に作ってるエコレザーが良さげだったので、そのエコレザーをコンテストに間に合うように作ってもらえないか問い合わせてたのですが、結局無理そうってことで、今回も白なめし革を使っての製作となりました。
昨年の作品が白なめしバッグの4作目で『04 -zero quattro』だったので、とりあえず5作目の今回は『05 -zero cinque-』という何ともひねりの無いネーミングでございます。
まあ名前はどうでもいいんです。
さて、今回自分に課したテーマは「シンプル」。
昨年は複雑な技術を使って作ったため、製作に苦労し、値段設定も高値にせざるを得なくなりました。
その反省を踏まえ、また体調面も考えた結果
・短期間で製作できる構造で
・複雑すぎることはせずにシンプルに
・なおかつ個性を出してセンスよく
という、ある意味いちばん難しいテーマを組みました
短期間でシンプルなバッグを作るのは誰にでも出来ます。
しかしそこに個性を求めると話は変わってきます。
つまり少ない要素で個性を出さなきゃならない。
ごく少ない材料で感動する料理を作らなければならないようなものですね。
ましてや素材は白なめし革。
料理の鉄人的に言うと「今日のテーマは・・・『鯛』!」ってとこでしょうか?
淡白な素材のうまみを引き出す調理が求められるわけです
・・・ってさっきから料理の話ばっか腹へってんのか!?
というコンセプトで出来上がった料理はこちらです
キーコロネ価格改定 [革・鞄(produzioni, pelle)]
梅雨明け当初は酷暑が続きましたが、ここのところは台風やら大雨やら・・・
もう少し穏やかな夏だとうれしいのですが
さて、ひとりツール・ド・フランスの日記がまた滞りかけてる最中ですが、8月に入り、ひとつお知らせがございます。
ご好評いただいているキーコロネですが、使用してるイタリア革が今年の春に大幅に値上がりしてしまいました。
(約1.4倍ほど上がってしまいました)
もともと採算度外視の値段設定をしていたキーコロネとしては、価格を変更せざるを得ない状況になってしまいました。
よってこの度、キーコロネの価格改定に踏み切らせていただきました。
しかし、内容が同じで値段だけ上げるのは、サービス面でどうかと思いましたので、商品として更なる充実を図らせていただきました
付属品2点を追加いたしました。
1.取扱説明書「キーコロネの使い方」
2.細芯
「キーコロネの使い方」はこんな感じです
使い方、使用上の注意、素材の特性を記載しました。
また、細芯ですが・・・
もともとキーコロネの中心には芯(太芯)が入っております。
芯が入ってないと柔らかくてボタンを留めづらいため、入れてるものです。
しかし大きめのキーを4本装着した場合に、キーのボリュームがあり過ぎて、ボタンが留めづらい場合があることが判明しました。
その場合に、太芯を細芯に交換していただくことで、キーコロネ内部に少し余裕を持たせ、ボタンを留めやすくするという解決策に至りました。
細芯はそのための交換用の芯です。
以上のように内容をより充実させての、キーコロネの再出発
新価格は6,800円(税抜き)
7,140円(税込み) とさせていただきます。
現在は、ご注文はメールでお願いする形となっていますが、ただいまカート付きオンラインショッピングのホームページを製作中です
新商品のアップと同時に新HPもアップしたいと考えてるのですが、新商品作りが思うように進んでいないので、秋にずれ込みそうです
なので、それまでは今まで通り、メールにてご注文を承ります。
今後ともキーコロネをよろしくお願いいたします。
黒と赤のバッグ -nero e rosso- [革・鞄(produzioni, pelle)]
山形のマイミク(mixi仲間)さんからおととしの夏にオーダーを受けたバッグ
ようやく先月に完成
時間・・・・掛かり過ぎですよね?
オーダー内容は・・・・
・黒と赤の組み合わせが大好き(服も黒と赤が多いみたい)とのことで、黒をメインに赤を交えた色合いにしようということに。
・海外旅行が好きな方で、海外でメインに使えるバッグ。
・爬虫類革はNG。
・上は防犯上ファスナーで開閉。
・折りたたみ傘が縦に入る大きさ(高さ)。
・たすき掛けができる肩ベルトも付けたい。
など・・・
で、オーダーを受けてから、どんな革がいいか・・・いろいろ探してはいたものの、「これっ!」という革に出会えないままイタリアへ。
イタリアから帰国直前に、世界一の革の街「サンタクローチェ・スル・アルノ(Santa Croce sull'Arno)」へ革を買いに行ったときに、とあるタンナー(革なめし工場)さんで見つけました
見た瞬間「これだっ」と思ったその革は、バッファローカーフ(水牛の仔牛)で、シワやシボなど革に表情があり、適度な品のある光沢感、硬すぎず柔らかすぎず丁度いい感じ
「よしこれをピアピアさん(オーダーしたマイミクさん)のバッグに使おう」と1枚買ってきました。
そんな革なのですが、昨年秋の自転車装飾の仕事で少し使ってしまい、足りるかどうかちょっと心配
そのイタリアから買ってきたバッファローカーフをメインに、同じ黒でも表情の穏やかなソフトな牛革を組み合わせることで、黒一色でも単調にならないようにしました。
金具類は基本的に高級感のある黒ニッケルメッキで、ある程度統一してみました。
で、前の日記の『04 -zero quattro-』の前に完成したバッグがこちらです
ようやく先月に完成
時間・・・・掛かり過ぎですよね?
オーダー内容は・・・・
・黒と赤の組み合わせが大好き(服も黒と赤が多いみたい)とのことで、黒をメインに赤を交えた色合いにしようということに。
・海外旅行が好きな方で、海外でメインに使えるバッグ。
・爬虫類革はNG。
・上は防犯上ファスナーで開閉。
・折りたたみ傘が縦に入る大きさ(高さ)。
・たすき掛けができる肩ベルトも付けたい。
など・・・
で、オーダーを受けてから、どんな革がいいか・・・いろいろ探してはいたものの、「これっ!」という革に出会えないままイタリアへ。
イタリアから帰国直前に、世界一の革の街「サンタクローチェ・スル・アルノ(Santa Croce sull'Arno)」へ革を買いに行ったときに、とあるタンナー(革なめし工場)さんで見つけました
見た瞬間「これだっ」と思ったその革は、バッファローカーフ(水牛の仔牛)で、シワやシボなど革に表情があり、適度な品のある光沢感、硬すぎず柔らかすぎず丁度いい感じ
「よしこれをピアピアさん(オーダーしたマイミクさん)のバッグに使おう」と1枚買ってきました。
そんな革なのですが、昨年秋の自転車装飾の仕事で少し使ってしまい、足りるかどうかちょっと心配
そのイタリアから買ってきたバッファローカーフをメインに、同じ黒でも表情の穏やかなソフトな牛革を組み合わせることで、黒一色でも単調にならないようにしました。
金具類は基本的に高級感のある黒ニッケルメッキで、ある程度統一してみました。
で、前の日記の『04 -zero quattro-』の前に完成したバッグがこちらです
新作『04 -zero quattro-』 for JAPAN LEATHER AWARD 2010 [革・鞄(produzioni, pelle)]
前の日記で、その工程のドタバタぶりを紹介したコンテスト向けバッグをアップします
そのコンテストとは、日本皮革産業連合会が主催する『JAPAN LEATHER AWARD 2010』。
かなり大きなコンテストで、作品の個性や使いやすさ、完成度はもちろんのこと、販売戦略、価格設定、量産体制あたりまでたぶん問われているような気がする。
詳細はこちら。
2年前から始まったコンテストのようで、入賞作品はパリでの展示もあったり、11月には「日本の革」という雑誌に大きく扱われているコンテスト。
そして今回から「エコレザー賞」というカテゴリーが新たに加わったようで、究極のエコレザー姫路白なめし革を使ってきたボクとしては狙わずにはいられない賞。
もちろんハードルは半端なく高いので、可能性は極めて低いが、ゼロではない。
白なめしの新敏製革所さんからの要請もあったので、「エコレザー賞」に照準を合わせ、白なめし革をメインに使うことにした。
白なめし革に組み合わせる革は、当初は家にある革を使おうと思ってたんだけど、デザインや革の配置を細かく決めてくうちに、「在庫の革では納得のいく組み合わせが出来ない」と、急きょ革を探すことに・・・。
そこで白羽の矢が立ったのが、エコレザー認定されている山口産業さんの「RUSSETY(ラセッテー)」という革。
締切り1週間前というギリギリな状況で、自転車で山口産業さんに向かい、革の色や風合い、硬さなどを見極めて、2種類の革を購入。
白なめし革とラセッテー・・・・つまり100%エコレザーを使ったバッグということになる。
そしてこれらの革の組み合わせをさらに調和させる新たな素材を今回初めてアクセントで使ってみた。
それがビッグウィル社さんの『樹のシート』。
3月上旬のNIPPON MONO ICHIで出会ったばかりの素材。
樹の種類は色の濃いウォルナットにしてみた。
これらの素材を使って今回作った新作、『 04 -zero quattro- 』です。
なぜ『04 -zero quattro-』という名前にしたかというと・・・・
白なめし革を使ったバッグをこれまで3作作ってきて、ボクの中で業務的な「白なめしバッグNo.02」などという仮の名前を付けていた。
つまり今回のバッグは「白なめしバッグNo.04」。
またイタリア修行時代、会社で主に使っていた(そしてボクも今メインで使ってる)芯材の厚さが0.4mm。
芯材の型紙にはいつも「04(zero quattro)」と書いていたし、社長とのやり取りでもよく「この芯材は04(zero quattro)で・・・」などと話してたこともあり、『04(zero quattro)』という響きが妙に心地よかった。
そんな理由でこんな名前を付けちゃったけど、まあ名前は別に重要じゃないので気にせずに・・・・。
そのコンテストとは、日本皮革産業連合会が主催する『JAPAN LEATHER AWARD 2010』。
かなり大きなコンテストで、作品の個性や使いやすさ、完成度はもちろんのこと、販売戦略、価格設定、量産体制あたりまでたぶん問われているような気がする。
詳細はこちら。
2年前から始まったコンテストのようで、入賞作品はパリでの展示もあったり、11月には「日本の革」という雑誌に大きく扱われているコンテスト。
そして今回から「エコレザー賞」というカテゴリーが新たに加わったようで、究極のエコレザー姫路白なめし革を使ってきたボクとしては狙わずにはいられない賞。
もちろんハードルは半端なく高いので、可能性は極めて低いが、ゼロではない。
白なめしの新敏製革所さんからの要請もあったので、「エコレザー賞」に照準を合わせ、白なめし革をメインに使うことにした。
白なめし革に組み合わせる革は、当初は家にある革を使おうと思ってたんだけど、デザインや革の配置を細かく決めてくうちに、「在庫の革では納得のいく組み合わせが出来ない」と、急きょ革を探すことに・・・。
そこで白羽の矢が立ったのが、エコレザー認定されている山口産業さんの「RUSSETY(ラセッテー)」という革。
締切り1週間前というギリギリな状況で、自転車で山口産業さんに向かい、革の色や風合い、硬さなどを見極めて、2種類の革を購入。
白なめし革とラセッテー・・・・つまり100%エコレザーを使ったバッグということになる。
そしてこれらの革の組み合わせをさらに調和させる新たな素材を今回初めてアクセントで使ってみた。
それがビッグウィル社さんの『樹のシート』。
3月上旬のNIPPON MONO ICHIで出会ったばかりの素材。
樹の種類は色の濃いウォルナットにしてみた。
これらの素材を使って今回作った新作、『 04 -zero quattro- 』です。
なぜ『04 -zero quattro-』という名前にしたかというと・・・・
白なめし革を使ったバッグをこれまで3作作ってきて、ボクの中で業務的な「白なめしバッグNo.02」などという仮の名前を付けていた。
つまり今回のバッグは「白なめしバッグNo.04」。
またイタリア修行時代、会社で主に使っていた(そしてボクも今メインで使ってる)芯材の厚さが0.4mm。
芯材の型紙にはいつも「04(zero quattro)」と書いていたし、社長とのやり取りでもよく「この芯材は04(zero quattro)で・・・」などと話してたこともあり、『04(zero quattro)』という響きが妙に心地よかった。
そんな理由でこんな名前を付けちゃったけど、まあ名前は別に重要じゃないので気にせずに・・・・。