新作『05 -zero cinque-』for JAPAN LEATHER AWARD 2011 [革・鞄(produzioni, pelle)]
体調面やスケジュール等でブログのアップを少しお休みしていました。
おかげさまで体調も体力も回復して、もう普通に生活しております。
ご心配おかけしました。
アップしてなかった理由はもうひとつ・・・。
JAPAN LEATHER AWARD 2011に出品するバッグを作ってました
昨年までは春に締切だったこのコンテスト、今年は秋になって昨日が締切。
昨日の朝に完成して、当日便で送って間に合いました。
昨年は姫路白なめし革を使ってのエコレザー部門への出品でした。
昨年の作品はこちら。
今年は草加のタンナーで試験的に作ってるエコレザーが良さげだったので、そのエコレザーをコンテストに間に合うように作ってもらえないか問い合わせてたのですが、結局無理そうってことで、今回も白なめし革を使っての製作となりました。
昨年の作品が白なめしバッグの4作目で『04 -zero quattro』だったので、とりあえず5作目の今回は『05 -zero cinque-』という何ともひねりの無いネーミングでございます。
まあ名前はどうでもいいんです。
さて、今回自分に課したテーマは「シンプル」。
昨年は複雑な技術を使って作ったため、製作に苦労し、値段設定も高値にせざるを得なくなりました。
その反省を踏まえ、また体調面も考えた結果
・短期間で製作できる構造で
・複雑すぎることはせずにシンプルに
・なおかつ個性を出してセンスよく
という、ある意味いちばん難しいテーマを組みました
短期間でシンプルなバッグを作るのは誰にでも出来ます。
しかしそこに個性を求めると話は変わってきます。
つまり少ない要素で個性を出さなきゃならない。
ごく少ない材料で感動する料理を作らなければならないようなものですね。
ましてや素材は白なめし革。
料理の鉄人的に言うと「今日のテーマは・・・『鯛』!」ってとこでしょうか?
淡白な素材のうまみを引き出す調理が求められるわけです
・・・ってさっきから料理の話ばっか腹へってんのか!?
というコンセプトで出来上がった料理はこちらです
「ひな人形」「福助人形(水曜どうでしょうの見過ぎ!)」「きもの」「折り紙」などのイメージから形のラインをイメージしていってデザインしたので、和装にも合うかと思います。
後ろはポケットがありません。
キーコロネのデザイン要素を取り入れたかったので、サイドがこういう形になりました。
キーコロネと同じボタンホックが使われてるのが分かるかと思いますが・・・
ということは
おや
ひょっとしてこれは・・・???
そうです
開きます
スタイルや入れる物によって、閉じてコンパクトに、開いて大容量に・・・という2WAYバッグにしました
デザイン面でのこだわりをもうひとつ・・・。
持ち手の膨らみをそのまま最下部のあたりまで延ばし、徐々に細くすることによって、縦にシュッとしたアクセントを入れることで、凛としたイメージにしました。
メインの白なめし革がナチュラルな生っぽい表情なので、全体が緩くなってしまわないように、こういうアクセントが欲しかったのです。
あんこに塩を入れる感じでしょうか?(今度は甘味か?)
またボタンを開いた時に出て来るポップなピンクのストライプの布も、全体のイメージが緩くなってしまわないようにするのに必要でした。
この布を入れることで、少しカジュアルな感じが出てきて、幅広く合わせられるバッグになります。
前のポケットの裏にも入ってます。
さて、中へと参りましょう。
密かに見えないようにマグネットを忍ばせているかぶせベルトですが・・・
使う方によっては邪魔だと言う方もいるかと思い・・・
着脱可能にしときました。
内部はこんなポケットが。
そしてその反対側にはiphoneとペンのホルダーを付けておきました。
が、これも使う方によって何を入れるかはマチマチですよね?
iphone持ってない人にiphoneホルダー付けてもしょうがないわけですから・・・。
なので、これはオプションでお好みのホルダーにしてもらうために・・・
こちらも着脱可能にしております。
ホルダーのバリエーションを増やせば、いろんな組み合わせが可能になりますね。
価格設定は、なにせ白なめし革が通常の革の3〜4倍の値段なもので・・・
65,000円という価格で設定して提出してみました。
実際商品化するとしたら別の革を使ってもう少し安くするかも?
以上コンテスト出品の白なめしバッグでした
今年は賞は狙わずに作ったので、特に期待はしてませんが、エコレザー賞・・・とれたらいいな
10月7日(土)、8日(日)の2日間、六本木アークヒルズの「ARK HiLLS CAFE」において審査会があるようです。
昨年までは大手ショップバイヤーのみが審査員だったのですが、今回は応募によって選ばれた消費者100名も審査に入るみたいです。
あとオフィシャルサイトではWeb投票も新たに行われるみたいですね。
http://award.jlia.or.jp/2011/index.html
よかったらいろいろ見てみてくださいね〜
11月03日(いいレザーの日)に表彰式があるようです。
どんな作品が賞を取るのか、楽しみです。
おかげさまで体調も体力も回復して、もう普通に生活しております。
ご心配おかけしました。
アップしてなかった理由はもうひとつ・・・。
JAPAN LEATHER AWARD 2011に出品するバッグを作ってました
昨年までは春に締切だったこのコンテスト、今年は秋になって昨日が締切。
昨日の朝に完成して、当日便で送って間に合いました。
昨年は姫路白なめし革を使ってのエコレザー部門への出品でした。
昨年の作品はこちら。
今年は草加のタンナーで試験的に作ってるエコレザーが良さげだったので、そのエコレザーをコンテストに間に合うように作ってもらえないか問い合わせてたのですが、結局無理そうってことで、今回も白なめし革を使っての製作となりました。
昨年の作品が白なめしバッグの4作目で『04 -zero quattro』だったので、とりあえず5作目の今回は『05 -zero cinque-』という何ともひねりの無いネーミングでございます。
まあ名前はどうでもいいんです。
さて、今回自分に課したテーマは「シンプル」。
昨年は複雑な技術を使って作ったため、製作に苦労し、値段設定も高値にせざるを得なくなりました。
その反省を踏まえ、また体調面も考えた結果
・短期間で製作できる構造で
・複雑すぎることはせずにシンプルに
・なおかつ個性を出してセンスよく
という、ある意味いちばん難しいテーマを組みました
短期間でシンプルなバッグを作るのは誰にでも出来ます。
しかしそこに個性を求めると話は変わってきます。
つまり少ない要素で個性を出さなきゃならない。
ごく少ない材料で感動する料理を作らなければならないようなものですね。
ましてや素材は白なめし革。
料理の鉄人的に言うと「今日のテーマは・・・『鯛』!」ってとこでしょうか?
淡白な素材のうまみを引き出す調理が求められるわけです
・・・ってさっきから料理の話ばっか腹へってんのか!?
というコンセプトで出来上がった料理はこちらです
「ひな人形」「福助人形(水曜どうでしょうの見過ぎ!)」「きもの」「折り紙」などのイメージから形のラインをイメージしていってデザインしたので、和装にも合うかと思います。
後ろはポケットがありません。
キーコロネのデザイン要素を取り入れたかったので、サイドがこういう形になりました。
キーコロネと同じボタンホックが使われてるのが分かるかと思いますが・・・
ということは
おや
ひょっとしてこれは・・・???
そうです
開きます
スタイルや入れる物によって、閉じてコンパクトに、開いて大容量に・・・という2WAYバッグにしました
デザイン面でのこだわりをもうひとつ・・・。
持ち手の膨らみをそのまま最下部のあたりまで延ばし、徐々に細くすることによって、縦にシュッとしたアクセントを入れることで、凛としたイメージにしました。
メインの白なめし革がナチュラルな生っぽい表情なので、全体が緩くなってしまわないように、こういうアクセントが欲しかったのです。
あんこに塩を入れる感じでしょうか?(今度は甘味か?)
またボタンを開いた時に出て来るポップなピンクのストライプの布も、全体のイメージが緩くなってしまわないようにするのに必要でした。
この布を入れることで、少しカジュアルな感じが出てきて、幅広く合わせられるバッグになります。
前のポケットの裏にも入ってます。
さて、中へと参りましょう。
密かに見えないようにマグネットを忍ばせているかぶせベルトですが・・・
使う方によっては邪魔だと言う方もいるかと思い・・・
着脱可能にしときました。
内部はこんなポケットが。
そしてその反対側にはiphoneとペンのホルダーを付けておきました。
が、これも使う方によって何を入れるかはマチマチですよね?
iphone持ってない人にiphoneホルダー付けてもしょうがないわけですから・・・。
なので、これはオプションでお好みのホルダーにしてもらうために・・・
こちらも着脱可能にしております。
ホルダーのバリエーションを増やせば、いろんな組み合わせが可能になりますね。
価格設定は、なにせ白なめし革が通常の革の3〜4倍の値段なもので・・・
65,000円という価格で設定して提出してみました。
実際商品化するとしたら別の革を使ってもう少し安くするかも?
以上コンテスト出品の白なめしバッグでした
今年は賞は狙わずに作ったので、特に期待はしてませんが、エコレザー賞・・・とれたらいいな
10月7日(土)、8日(日)の2日間、六本木アークヒルズの「ARK HiLLS CAFE」において審査会があるようです。
昨年までは大手ショップバイヤーのみが審査員だったのですが、今回は応募によって選ばれた消費者100名も審査に入るみたいです。
あとオフィシャルサイトではWeb投票も新たに行われるみたいですね。
http://award.jlia.or.jp/2011/index.html
よかったらいろいろ見てみてくださいね〜
11月03日(いいレザーの日)に表彰式があるようです。
どんな作品が賞を取るのか、楽しみです。
2011-09-15 13:35
nice!(2)
コメント(5)
トラックバック(0)
多くの人のお気に入りになることは大切なことだけど(何せ商売ですから。笑)、だけどそこに個性がなかったら単なる工業製品と同じになってしまいますもんね。加トさん、色々勉強させて頂いてます、わたし。笑 ありがとうございます。
シンプルでいて、他に見たこと無い素敵なバッグですね☆好きです、これ☆
by nanahana (2011-09-16 15:43)
加トっぺ、お久しぶり~!
頑張ってるね、お疲れ様☆
何!? 体調崩してたの? 大丈夫!?
このBag、すっごくNice !
インサイドのピンクのストライプも・・・・私好みぃ~~❤
私最近、生徒がぐっと増えて、ちょっぴりお金持ちになったんだ~!
なので、念願だった、愛する(?) 加トっぺのこのBag、買えそうです(Yeah~)
商品化したら(…少しでも安くなったらいいなぁ!←金持ちになったと言いながら、まだ値切る奴)、教えてね♪
by Shokohime (2011-09-16 16:10)
☆nanahanaさん
もの作りって自己満足に終わってしまいがちところがあって、この仕事を生業とするには、いろんなことを考えて作らなければならない難しさがあるよね。
ボクもまだまだ勉強中で〜す(^_^;)
☆himeっぺ
おぉ〜、元気そうだねぇ〜!(^_^)
ピンクストライプの布、いいでしょ〜☆
でもこれ薄くて扱いづらかったんだよね〜。
今度、小金持ちのhimeっぺに買ってもらえるよう、革を変えて商品化しようと思う♪
その時はよろしくね〜(^_^)
by 加ト (2011-09-18 20:31)
本当、着物にも似合いそうなステキなカバンですね☆
中のストライプがポイントになっていてniceです♪
お目当ての賞が取れることをお祈りしてます(^^)/*
by gon (2011-09-19 00:35)
☆gonさん
ありがとぉ〜(^_^)
中のストラップの布が自分でも気に入っています☆
賞は・・・まあ期待しないですけどね(^_^;)
by 加ト (2011-09-20 21:06)