ありがとう Nieri Argenti [イタリア]
ボクがイタリアで働いていた会社・・・Nieri Argenti
面接では「最初はみんなの作業してるところを見ながら・・・」とか言ってたはずなのに、初日に行ってみたら「じゃあこのバッグの型紙を作って・・・」と、いきなり図面と参考型紙を渡され・・・
初日の朝からいきなり普通に仕事をすることになったのだけど、まあなんとか午前中にこなし・・・
そんな感じで始まったインターン(修行)は、何せ日本で働いた経験が全くないまま行ってるので、勝手も分からず、何がどこにあるかも、誰に何を聞けばいいのかも分からない・・・
ましてやカタコトのイタリア語しかしゃべれないということもあり、最初の1カ月はほんと精神的に辛かった
特に社長と社長の奥さんとで、製作プロセスのイメージの違いから、2人の口喧嘩に挟まれて、作業をやり直し・・・ってことが多々あったりしました
1カ月ほどすると、作業の段取りやコツが分かってきて、自分の判断で進められるようになり、仕事のストレスもだいぶ少なくなりました
それこそ最初の1カ月は、朝の出勤もほんと憂鬱だったのだけど、それも徐々になくなり、最後の数週間は「この道をあと何回歩くのかなぁ・・・」と感慨深くなり、カメラ片手に出勤したりしました
家を出て・・・
こんなかわいい家の前を通り・・・
でもその家の息子は、こんな太ったとっつぁん坊やで・・・
(いつも出くわし、しかも会社は同じ建物内)
まあそれはともかく、こんな道を進み・・・
家から徒歩7分で会社に到着
(ここには同じような業種の数社が入ってたりします。)
会社のショールーム兼応接ルーム
で、ボクはいつも社長のとなりのこの作業台で仕事をしてました。
1日中立ちっぱなしです。
同僚のみんなとは、なかなかコミュニケーションをとるタイミングがなく、よく仕事でやりとりをするのはミシン担当のラウラぐらい・・・。
イタリア人はたらたら仕事をしてるんんじゃないか・・・というイメージもあったのですが、この会社はみんな仕事中は雑談することも無く真面目に仕事してます。(だから逆にコミュニケーションがとりづらかった)
仕事中は真面目なのですが、日本とイタリアとの大きな違いは・・・
夕方5時に仕事終了のベルが鳴ると、1分後にはだれもいなくなってることです
朝8時出勤なので、3分前ぐらいに出社して・・・
昼休みのベルの12:30の1分後にはランチのため家に帰り・・・
午後の13:30の3分前に再び会社に戻り・・・
夕方の17:01には誰もいなくなる・・・
日本でこれやったら、間違いなく査定に響くか、クビでしょう
昼は家で食べるのが基本・・・っていうこともあるのですが、会社の周りにお店なんてないので、どっちにしろ家に帰らざるをえません。
家が近くてよかった~。
(左はフィレンツェ刑務所)
昼休みは、この会社では1時間しかないので(日本じゃ当たり前だけど)、ランチは短時間で作れるものを効率よく調理しないとゆっくり休めません
なのでボクは、ほぼ毎日のように、茹で時間3分の生トロフィエ(ひねったパスタ)にバジルペーストを混ぜただけのランチでした。(安上がりだし)
同居人のエウジェーニョからは「また今日もPesto(ジェノヴェーゼ)か」と半ば呆れられてました
インターンも後半になるとだいぶ仕事にも慣れ、ミシン掛け待ちのため5つぐらいの仕事を同時にかかえてたりということもありました。
ふだん真面目に仕事をするみんなも、たまに社長が出かけてる時などは、結構雑談モードになり、ようやくみんなとコミュニケーションが取れ始めてきた。
何かの祝日(祭り?)の次の日に、ロザンニーナ(ちっちゃいおばちゃん)がお菓子を作って持ってきました
(実際はもう数人います)
と、そんな慣れてきたところでインターンは修了あとせめて1カ月やりたかったなぁ
7月頭にインターン期間を終えたものの、「ぼくボストン」製作のために、バッグ完成まで会社を使わせてもらったのですが・・・
まさか完成があんなにギリギリになるとは・・・
いつ完成したかというと・・・・
イタリア出国当日
飛行機搭乗の3時間前
ぼくボストンでイタリア出国後、フランスを周って、日本に帰る予定にしてたので、完成は必須だったのです
出国当日の朝は、明け方まで送る荷物をまとめてたので、ろくに寝てないまま朝タクシーに大量の荷物を積み、近くの郵便局へ。
小さな郵便局だったためか、担当の人が船便の伝票の手続きに手間取ったり、計量機が調子悪かったり・・・
かなり時間を食ってしまった
急いで会社へ
最後はミシン掛けのラウラと愛の共同作業
ミシン掛けはすべて終わって、あとは最終の糸始末だけ・・・というところでお昼休みのベルが・・・
お別れの記念撮影
ラウラと
ロザンニーナと
そして最後は、大変お世話になった社長のレナートと
期間こそそれほど長くはなかったものの、多くの知識と技術を学び、この会社での経験はボクに大きな成長と自信を与えてくれました
ありがとうNieri Argenti
ありがとうレナート
お昼休み中にぼくボストンをなんとか完成させ、会社でランチを食べてたレナートと奥さんに最後のお別れをして、会社を後にしました・・・。
ここまでの数週間、特に最後の数日間は超ドタバタだったのですが、この後イタリア出国まで・・・そしてフランスでの一週間・・・・さらなるドタバタが待っていました
つづく・・・。
面接では「最初はみんなの作業してるところを見ながら・・・」とか言ってたはずなのに、初日に行ってみたら「じゃあこのバッグの型紙を作って・・・」と、いきなり図面と参考型紙を渡され・・・
初日の朝からいきなり普通に仕事をすることになったのだけど、まあなんとか午前中にこなし・・・
そんな感じで始まったインターン(修行)は、何せ日本で働いた経験が全くないまま行ってるので、勝手も分からず、何がどこにあるかも、誰に何を聞けばいいのかも分からない・・・
ましてやカタコトのイタリア語しかしゃべれないということもあり、最初の1カ月はほんと精神的に辛かった
特に社長と社長の奥さんとで、製作プロセスのイメージの違いから、2人の口喧嘩に挟まれて、作業をやり直し・・・ってことが多々あったりしました
1カ月ほどすると、作業の段取りやコツが分かってきて、自分の判断で進められるようになり、仕事のストレスもだいぶ少なくなりました
それこそ最初の1カ月は、朝の出勤もほんと憂鬱だったのだけど、それも徐々になくなり、最後の数週間は「この道をあと何回歩くのかなぁ・・・」と感慨深くなり、カメラ片手に出勤したりしました
家を出て・・・
こんなかわいい家の前を通り・・・
でもその家の息子は、こんな太ったとっつぁん坊やで・・・
(いつも出くわし、しかも会社は同じ建物内)
まあそれはともかく、こんな道を進み・・・
家から徒歩7分で会社に到着
(ここには同じような業種の数社が入ってたりします。)
会社のショールーム兼応接ルーム
で、ボクはいつも社長のとなりのこの作業台で仕事をしてました。
1日中立ちっぱなしです。
同僚のみんなとは、なかなかコミュニケーションをとるタイミングがなく、よく仕事でやりとりをするのはミシン担当のラウラぐらい・・・。
イタリア人はたらたら仕事をしてるんんじゃないか・・・というイメージもあったのですが、この会社はみんな仕事中は雑談することも無く真面目に仕事してます。(だから逆にコミュニケーションがとりづらかった)
仕事中は真面目なのですが、日本とイタリアとの大きな違いは・・・
夕方5時に仕事終了のベルが鳴ると、1分後にはだれもいなくなってることです
朝8時出勤なので、3分前ぐらいに出社して・・・
昼休みのベルの12:30の1分後にはランチのため家に帰り・・・
午後の13:30の3分前に再び会社に戻り・・・
夕方の17:01には誰もいなくなる・・・
日本でこれやったら、間違いなく査定に響くか、クビでしょう
昼は家で食べるのが基本・・・っていうこともあるのですが、会社の周りにお店なんてないので、どっちにしろ家に帰らざるをえません。
家が近くてよかった~。
(左はフィレンツェ刑務所)
昼休みは、この会社では1時間しかないので(日本じゃ当たり前だけど)、ランチは短時間で作れるものを効率よく調理しないとゆっくり休めません
なのでボクは、ほぼ毎日のように、茹で時間3分の生トロフィエ(ひねったパスタ)にバジルペーストを混ぜただけのランチでした。(安上がりだし)
同居人のエウジェーニョからは「また今日もPesto(ジェノヴェーゼ)か」と半ば呆れられてました
インターンも後半になるとだいぶ仕事にも慣れ、ミシン掛け待ちのため5つぐらいの仕事を同時にかかえてたりということもありました。
ふだん真面目に仕事をするみんなも、たまに社長が出かけてる時などは、結構雑談モードになり、ようやくみんなとコミュニケーションが取れ始めてきた。
何かの祝日(祭り?)の次の日に、ロザンニーナ(ちっちゃいおばちゃん)がお菓子を作って持ってきました
(実際はもう数人います)
と、そんな慣れてきたところでインターンは修了あとせめて1カ月やりたかったなぁ
7月頭にインターン期間を終えたものの、「ぼくボストン」製作のために、バッグ完成まで会社を使わせてもらったのですが・・・
まさか完成があんなにギリギリになるとは・・・
いつ完成したかというと・・・・
イタリア出国当日
飛行機搭乗の3時間前
ぼくボストンでイタリア出国後、フランスを周って、日本に帰る予定にしてたので、完成は必須だったのです
出国当日の朝は、明け方まで送る荷物をまとめてたので、ろくに寝てないまま朝タクシーに大量の荷物を積み、近くの郵便局へ。
小さな郵便局だったためか、担当の人が船便の伝票の手続きに手間取ったり、計量機が調子悪かったり・・・
かなり時間を食ってしまった
急いで会社へ
最後はミシン掛けのラウラと愛の共同作業
ミシン掛けはすべて終わって、あとは最終の糸始末だけ・・・というところでお昼休みのベルが・・・
お別れの記念撮影
ラウラと
ロザンニーナと
そして最後は、大変お世話になった社長のレナートと
期間こそそれほど長くはなかったものの、多くの知識と技術を学び、この会社での経験はボクに大きな成長と自信を与えてくれました
ありがとうNieri Argenti
ありがとうレナート
お昼休み中にぼくボストンをなんとか完成させ、会社でランチを食べてたレナートと奥さんに最後のお別れをして、会社を後にしました・・・。
ここまでの数週間、特に最後の数日間は超ドタバタだったのですが、この後イタリア出国まで・・・そしてフランスでの一週間・・・・さらなるドタバタが待っていました
つづく・・・。
2010-07-22 19:41
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いやあ~、ドタバタながらも本当にPricelessな時間を過ごしたのですね!
続きも楽しみです♪
by Mayu (2010-07-22 23:34)
☆Mayuちゃん
そう、Masterカードでは買えない有意義な時間を過ごせました☆^^
帰国をあと1週間遅らせてたら、バタバタせずに済んだんだけどねぇ・・・。
でもフランスで「ツール・ド・フランス」を見たかったので、ハードスケジュールになっちゃったんです(^_^;)
by 加ト (2010-07-24 07:32)