ありがとう!!ジロデイタリア! [【イタリア】自転車(bicicletta)]
*** まえがき ***
ボクのブログ史上、最長編日記となってしまいました)
写真も50枚以上という、1日記としてはありえない膨大な写真の量です
決して携帯では見ないでください
***********
もう1週間以上経っちゃってますが・・・
ANAGNIでの第20ステージの観戦を終え、ローマに戻ったボク。
いよいよ明日は100周年ジロデイタリアの最終日 ローマ個人TT
もう日もほとんど暮れちゃってたけど、夜の試走に行きました
コースを1周して感じたこと・・・タフなコースだなぁ~
コースの9割が石畳で、しかも決して整った石畳ではない
ボクのような素人ではとてもまともに走れないようなところも部分的にある。
で、前半は程よいアップダウンが続き、前半からかなり消耗させられるコースだ
ゴール&スタート地点はすでに夜から準備している。
そこを通ろうとして、係のおじさんに「ここは通れないから左か右から行って」と言われ、行こうとすると・・・
「君、ミラノにもいた」と突然聞かれ、「行きましたよ」と答えると「ヴェネチアにもいたよねぇ、(腿を指して)ここまでのを(ワンピースを)着て・・・」
ボク、なにげにちょっとした有名人になってたようです
たしかにミラノでも一般人から「昨日ベルガモにいたよねぇ?」って聞かれたし・・・
そのおじさんともう一人の係の人と、しばし談笑しました。
なんだか妙に嬉しかったぁ~
一夜明けてジロ最終日当日
宿のチェックアウトの時間が少し早いため、十分な試走はできませんでしたが、今日もド派手なワンピで試走です
(合成が下手ですんません)
恒例の動画もどうぞぉ~
しかしローマは建物の規模がデカイ
この建物の横がスタート地点です
カメラバイク?のおじさん、かっこいいなぁ~
「写真撮っていい?」のジェスチャーに・・・
う~ん、ダンディー
「ESTA THE(エスタ テ)」のキャンギャルがメールしてます。
彼氏にでしょうか?
さて、そういえばチームバスが停まってるところはどこだろう?と、歩きまわったら・・・
ありました
各チーム、ローラー台を置いてるのはどこも一緒ですが、自転車をディスプレイしてるところもありました。
かっこいいなぁ~
あと、タンデムCOPPIくんも見つけちゃいました
みんな各自適当に試走に行く中、「ガゼッタ紙(新聞)」のセグウェイに「ちょっと乗せて」と乗らせてもらって楽しんでる選手なんかもいたり・・・
ところで、ミラノのステージで、ボクに「OKアリガトー」と言ってくれた選手がフェリック・カルデナス選手らしいと判明してたので、その人にサインもらえないかなぁ~と探してたら・・・いました
サインGetです
でもサインと言えばやっぱり・・・ディルーカ様だよなぁ~
ということで、LPrのチームバスを探して・・・発見
ディルーカ様は見当たりませんが、ディルーカのTT(タイムトライアル)用の自転車があります
でも結局このTT用の自転車は本番では使いませんでした。
このタフなローマのコースでは、ノーマルな自転車の方がしっくりきたんでしょうか?
バスのフロントガラスに、何やら紙が貼ってありました。
選手たちの予定表です。
「選手名」「出走時間」「朝食の時間」「ホテルを出る時間」「どのサポートカーが付くか」が書かれてます。
ローラー練習するテントには、なにやらスプレーがいっぱい置いてあります。
チェーンクリーニング、オイルなどの3種類のスプレーがあって、LPrチームのオリジナルの、ジロデイタリアのコース図が描かれてる特注(?)のスプレーみたいで、貰えたので何度かに分けてトータルで5缶もらっちゃいました
そうこうしてるうちに、ペタッキがバスから降りてきました
ボクはディルーカからサインを貰うべく、ジロ100周年の厚い本(ほぼ写真集)とサインペンを手から離さずにいました。
で、本の表にディルーカのサイン、裏にペタッキのサインをもらいたいなぁ~と考えてました。
で、不意打ち気味に現れたペタッキに、とっさに「サインプリーズ」と差し出した本が・・・表側だった
しかも上下逆さま
何とか上下だけは直したものの、裏返す余裕もなく、「ここに」と指差す余裕もなく・・・
ど真ん中に書かれてしまいました
やばいっディルーカ様のスペースが微妙・・・
「ペタッキもイタリアを代表する超一流選手なんだから・・・」と自分自身をなだめ、ディルーカが現れるのを待ってたものの、なかなか現れず、ボクのCOPPIくんをスタート地点に置いてきてたので、こっちに持っておいた方がよさそうだと、COPPIくんを取りに行ってきて、LPrのところに戻ってきた直後
ディルーカ様登場です
試走に行ってたようです。
「サインを」と思ったものの、うまくいかず、バスの中に入っていってしまいました。
もうディルーカからサインをもらえるのは、次にバスから降りてきた瞬間しかない
ここでサインもらえなかったら一生後悔する
と覚悟を決め、バスのドアのところに張り付く作戦に出ました
まだ小さい少年と「我が先に」とばかりに沈黙の格闘をすること1時間以上・・・
ついに降りてきましたディルーカ様
ボクの方が少年より一瞬気付くのが早かったので、まだディルーカがバスから降りないうちにサインペンとジロ100年写真集を差し出し『サイン プリ~ズっ』
ついに・・・ついに
一生のお宝Getしましたぁ~~~っ
し、しかも・・・丁寧に書かれてあるぅ~~~っ
フィレンツェでサイン攻めにあってた時に書いてたディルーカのサインは、見た感じペタッキのサインのような簡略化されたサインでした。
でも、でも・・・ボクの本にはしっかりと丁寧なサインが書かれているのです
感動ですっ
それにしてもカッコイイ
バスから降りたディルーカ、ポジションチェックしてます。
そしてまた試走に行きそう。
そういえばツーショット写真を撮ってなかった
なんとか撮れないか
あ~もう試走に行っちゃう
とっさにシャッターをきったツーショット(?)写真・・・
こういう肝心な時に限って、オレ・・・変な顔
試走に行ったディルーカ、結構すぐに戻ってきて、バスに入っていきました。
次出てくる時はローラー台アップの時か?
しばらく待ってると、チームスタッフのおじさんが、大きなクーラーボックスの中に入っていたLPrボトルを数人の観客にプレゼントしました
しっかりGetです
ボクがもらったボトルには「S」と書いてあって、飲んでみるとスポーツドリンクでした。
味が普通と違ったので、きっとスペシャルドリンクなんだと思います。
ちなみに「M」と書いてあるのもありました。
さあそしてディルーカ様のローラー台ウォームアップの時間です
そしてディルーカは出陣していきました
さてレース観戦です
といっても、ほとんどの人が走り終え、残るは上位数人のみ
崖の中腹に上って、観戦&撮影することにしました。
ゴールまで2~300mのあたりのコロッセオの向いです。
上位の人気選手がやってくると、さすがすごい歓声です
さあ、イタリア国民、そして世界中のファンの期待を背負って、いよいよディルーカがスタートです
その後、最終走者のメンショフもスタート
最初の計測地点でディルーカがメンショフより5秒上回ってるという実況に、うぉぉぉ~~~っっという大歓声
しかし・・・
次の計測地点では逆転
会場は沈黙・・・
当然ながら、会場の観客の99%はディルーカびいきです
そして残り数百メートル、今日いちばんの大歓声でディルーカが迎えられます
スタートシーンと合わせて、動画でどうぞ~
ゴールして、タイムは・・・
う~ん序盤飛ばし過ぎたのが響いたか?
でも序盤から飛ばすしかもうディルーカには選択肢がない状態だったので、仕方ないか。
残るはメンショフのみ。
ディルーカが走ってる時から小雨が降ってはいたものの、ディルーカがゴールした頃から雨脚が強くなってきました
まるでイタリア国民の祈りが天に通じたかのように・・・
そして、残り1kmを切った直後、イタリア国民が誰も口には出さないながらも心の奥で秘かに願ってたドラマが、本当に起きたのです
メンショフが・・・コケた
(雑誌の写真ですが・・・)
その瞬間、この日一番の地鳴りのような大歓喜
「ひょっとして・・・」と、観客のほとんどが願ってたドラマのような逆転劇に期待が高まります
メンショフが落車した直後の観客の反応(コケた瞬間から数秒経っちゃってますが)&メンショフがやってくるシーンの動画です。
(一眼レフで写真撮りながら撮ってたので、まともに撮れてません)
そしてゴール
タイムは・・・
イタリア国民の微かな期待を打ち砕く、コケてもなお圧倒的な速さで、メンショフの総合優勝決定
やっぱりメンショフは早かった
観客が柵を越えてコースになだれ込みます
ボクも柵を越えて表彰台へ向かいました。
ゴールのゲートには、メンショフのタイムがまだ残ってます。
しばらくしてから、ようやく表彰式
100周年のジロデイタリアの総合優勝(マリアローザ)、デニス・メンショフです
総合2位のディルーカ、3位のペリツォッティも壇上に
ディルーカとメンショフ、お互いが誰よりも互いの実力を認めてるんだと思いました。
そして、今年のジロのスプリント賞(マリア・チクラミーノ)の表彰
ダニーロ・ディルーカです
本来、一番強いスプリンターの賞のはずが、今回はスプリンターではないディルーカに。
まあコース設定がいつもと異なるということもありますが、どのステージも果敢に攻めたディルーカが、結果的にマリア・チクラミーノを着る結果に。
今年のジロに関して言えば、マリア・チクラミーノはマリア・ローザ(総合優勝)よりも重みのある賞になったような気がします
すべてが終わりました・・・
この1か月に及ぶ自転車レースジロ・デ・イタリア
選手、スタッフ、警官、スポンサー、キャラバン隊・・・それぞれの人にとって、その1か月を自転車レースに捧げた、言わばお祭りでした。
選手ばかりに目が行きがちですが、その裏で、その何十倍もの関係者がそれぞれの役割を果たして初めて「国を挙げた自転車レース」が開催できるのです。
それを感じさせたのが、この何十台もの白バイ(青バイ?)の列
一緒に記念撮影したりしてます。
ボクも写真を撮ってたら、逆におまわりさんも僕を撮ってました
彼らにとっても「お祭り」が終わったのです。
ありがとう選手たち
ありがとうスタッフ&関係者のみなさん
ありがとう100周年ジロ・デ・イタリア
ボクにとってこの1か月は一生の宝物です
ありがとう・・・
荷物を取りにホテルに向かう途中、スイカが売ってました。
もうそんな季節なんだなぁ~
電車でローマを発ち、ジロの余韻もさめないまま、ボクは「ラピュタ」へ向かいました。
そのお話はまた今度に・・・
***************************
P.S ローマでの収穫は、お金では計れないものばかりでした
震災地アブルッツォ復興を願うリストバンド「AbruzziAMO」
いっぱい買ってきました。
ボクのブログ史上、最長編日記となってしまいました)
写真も50枚以上という、1日記としてはありえない膨大な写真の量です
決して携帯では見ないでください
***********
もう1週間以上経っちゃってますが・・・
ANAGNIでの第20ステージの観戦を終え、ローマに戻ったボク。
いよいよ明日は100周年ジロデイタリアの最終日 ローマ個人TT
もう日もほとんど暮れちゃってたけど、夜の試走に行きました
コースを1周して感じたこと・・・タフなコースだなぁ~
コースの9割が石畳で、しかも決して整った石畳ではない
ボクのような素人ではとてもまともに走れないようなところも部分的にある。
で、前半は程よいアップダウンが続き、前半からかなり消耗させられるコースだ
ゴール&スタート地点はすでに夜から準備している。
そこを通ろうとして、係のおじさんに「ここは通れないから左か右から行って」と言われ、行こうとすると・・・
「君、ミラノにもいた」と突然聞かれ、「行きましたよ」と答えると「ヴェネチアにもいたよねぇ、(腿を指して)ここまでのを(ワンピースを)着て・・・」
ボク、なにげにちょっとした有名人になってたようです
たしかにミラノでも一般人から「昨日ベルガモにいたよねぇ?」って聞かれたし・・・
そのおじさんともう一人の係の人と、しばし談笑しました。
なんだか妙に嬉しかったぁ~
一夜明けてジロ最終日当日
宿のチェックアウトの時間が少し早いため、十分な試走はできませんでしたが、今日もド派手なワンピで試走です
(合成が下手ですんません)
恒例の動画もどうぞぉ~
しかしローマは建物の規模がデカイ
この建物の横がスタート地点です
カメラバイク?のおじさん、かっこいいなぁ~
「写真撮っていい?」のジェスチャーに・・・
う~ん、ダンディー
「ESTA THE(エスタ テ)」のキャンギャルがメールしてます。
彼氏にでしょうか?
さて、そういえばチームバスが停まってるところはどこだろう?と、歩きまわったら・・・
ありました
各チーム、ローラー台を置いてるのはどこも一緒ですが、自転車をディスプレイしてるところもありました。
かっこいいなぁ~
あと、タンデムCOPPIくんも見つけちゃいました
みんな各自適当に試走に行く中、「ガゼッタ紙(新聞)」のセグウェイに「ちょっと乗せて」と乗らせてもらって楽しんでる選手なんかもいたり・・・
ところで、ミラノのステージで、ボクに「OKアリガトー」と言ってくれた選手がフェリック・カルデナス選手らしいと判明してたので、その人にサインもらえないかなぁ~と探してたら・・・いました
サインGetです
でもサインと言えばやっぱり・・・ディルーカ様だよなぁ~
ということで、LPrのチームバスを探して・・・発見
ディルーカ様は見当たりませんが、ディルーカのTT(タイムトライアル)用の自転車があります
でも結局このTT用の自転車は本番では使いませんでした。
このタフなローマのコースでは、ノーマルな自転車の方がしっくりきたんでしょうか?
バスのフロントガラスに、何やら紙が貼ってありました。
選手たちの予定表です。
「選手名」「出走時間」「朝食の時間」「ホテルを出る時間」「どのサポートカーが付くか」が書かれてます。
ローラー練習するテントには、なにやらスプレーがいっぱい置いてあります。
チェーンクリーニング、オイルなどの3種類のスプレーがあって、LPrチームのオリジナルの、ジロデイタリアのコース図が描かれてる特注(?)のスプレーみたいで、貰えたので何度かに分けてトータルで5缶もらっちゃいました
そうこうしてるうちに、ペタッキがバスから降りてきました
ボクはディルーカからサインを貰うべく、ジロ100周年の厚い本(ほぼ写真集)とサインペンを手から離さずにいました。
で、本の表にディルーカのサイン、裏にペタッキのサインをもらいたいなぁ~と考えてました。
で、不意打ち気味に現れたペタッキに、とっさに「サインプリーズ」と差し出した本が・・・表側だった
しかも上下逆さま
何とか上下だけは直したものの、裏返す余裕もなく、「ここに」と指差す余裕もなく・・・
ど真ん中に書かれてしまいました
やばいっディルーカ様のスペースが微妙・・・
「ペタッキもイタリアを代表する超一流選手なんだから・・・」と自分自身をなだめ、ディルーカが現れるのを待ってたものの、なかなか現れず、ボクのCOPPIくんをスタート地点に置いてきてたので、こっちに持っておいた方がよさそうだと、COPPIくんを取りに行ってきて、LPrのところに戻ってきた直後
ディルーカ様登場です
試走に行ってたようです。
「サインを」と思ったものの、うまくいかず、バスの中に入っていってしまいました。
もうディルーカからサインをもらえるのは、次にバスから降りてきた瞬間しかない
ここでサインもらえなかったら一生後悔する
と覚悟を決め、バスのドアのところに張り付く作戦に出ました
まだ小さい少年と「我が先に」とばかりに沈黙の格闘をすること1時間以上・・・
ついに降りてきましたディルーカ様
ボクの方が少年より一瞬気付くのが早かったので、まだディルーカがバスから降りないうちにサインペンとジロ100年写真集を差し出し『サイン プリ~ズっ』
ついに・・・ついに
一生のお宝Getしましたぁ~~~っ
し、しかも・・・丁寧に書かれてあるぅ~~~っ
フィレンツェでサイン攻めにあってた時に書いてたディルーカのサインは、見た感じペタッキのサインのような簡略化されたサインでした。
でも、でも・・・ボクの本にはしっかりと丁寧なサインが書かれているのです
感動ですっ
それにしてもカッコイイ
バスから降りたディルーカ、ポジションチェックしてます。
そしてまた試走に行きそう。
そういえばツーショット写真を撮ってなかった
なんとか撮れないか
あ~もう試走に行っちゃう
とっさにシャッターをきったツーショット(?)写真・・・
こういう肝心な時に限って、オレ・・・変な顔
試走に行ったディルーカ、結構すぐに戻ってきて、バスに入っていきました。
次出てくる時はローラー台アップの時か?
しばらく待ってると、チームスタッフのおじさんが、大きなクーラーボックスの中に入っていたLPrボトルを数人の観客にプレゼントしました
しっかりGetです
ボクがもらったボトルには「S」と書いてあって、飲んでみるとスポーツドリンクでした。
味が普通と違ったので、きっとスペシャルドリンクなんだと思います。
ちなみに「M」と書いてあるのもありました。
さあそしてディルーカ様のローラー台ウォームアップの時間です
そしてディルーカは出陣していきました
さてレース観戦です
といっても、ほとんどの人が走り終え、残るは上位数人のみ
崖の中腹に上って、観戦&撮影することにしました。
ゴールまで2~300mのあたりのコロッセオの向いです。
上位の人気選手がやってくると、さすがすごい歓声です
さあ、イタリア国民、そして世界中のファンの期待を背負って、いよいよディルーカがスタートです
その後、最終走者のメンショフもスタート
最初の計測地点でディルーカがメンショフより5秒上回ってるという実況に、うぉぉぉ~~~っっという大歓声
しかし・・・
次の計測地点では逆転
会場は沈黙・・・
当然ながら、会場の観客の99%はディルーカびいきです
そして残り数百メートル、今日いちばんの大歓声でディルーカが迎えられます
スタートシーンと合わせて、動画でどうぞ~
ゴールして、タイムは・・・
う~ん序盤飛ばし過ぎたのが響いたか?
でも序盤から飛ばすしかもうディルーカには選択肢がない状態だったので、仕方ないか。
残るはメンショフのみ。
ディルーカが走ってる時から小雨が降ってはいたものの、ディルーカがゴールした頃から雨脚が強くなってきました
まるでイタリア国民の祈りが天に通じたかのように・・・
そして、残り1kmを切った直後、イタリア国民が誰も口には出さないながらも心の奥で秘かに願ってたドラマが、本当に起きたのです
メンショフが・・・コケた
(雑誌の写真ですが・・・)
その瞬間、この日一番の地鳴りのような大歓喜
「ひょっとして・・・」と、観客のほとんどが願ってたドラマのような逆転劇に期待が高まります
メンショフが落車した直後の観客の反応(コケた瞬間から数秒経っちゃってますが)&メンショフがやってくるシーンの動画です。
(一眼レフで写真撮りながら撮ってたので、まともに撮れてません)
そしてゴール
タイムは・・・
イタリア国民の微かな期待を打ち砕く、コケてもなお圧倒的な速さで、メンショフの総合優勝決定
やっぱりメンショフは早かった
観客が柵を越えてコースになだれ込みます
ボクも柵を越えて表彰台へ向かいました。
ゴールのゲートには、メンショフのタイムがまだ残ってます。
しばらくしてから、ようやく表彰式
100周年のジロデイタリアの総合優勝(マリアローザ)、デニス・メンショフです
総合2位のディルーカ、3位のペリツォッティも壇上に
ディルーカとメンショフ、お互いが誰よりも互いの実力を認めてるんだと思いました。
そして、今年のジロのスプリント賞(マリア・チクラミーノ)の表彰
ダニーロ・ディルーカです
本来、一番強いスプリンターの賞のはずが、今回はスプリンターではないディルーカに。
まあコース設定がいつもと異なるということもありますが、どのステージも果敢に攻めたディルーカが、結果的にマリア・チクラミーノを着る結果に。
今年のジロに関して言えば、マリア・チクラミーノはマリア・ローザ(総合優勝)よりも重みのある賞になったような気がします
すべてが終わりました・・・
この1か月に及ぶ自転車レースジロ・デ・イタリア
選手、スタッフ、警官、スポンサー、キャラバン隊・・・それぞれの人にとって、その1か月を自転車レースに捧げた、言わばお祭りでした。
選手ばかりに目が行きがちですが、その裏で、その何十倍もの関係者がそれぞれの役割を果たして初めて「国を挙げた自転車レース」が開催できるのです。
それを感じさせたのが、この何十台もの白バイ(青バイ?)の列
一緒に記念撮影したりしてます。
ボクも写真を撮ってたら、逆におまわりさんも僕を撮ってました
彼らにとっても「お祭り」が終わったのです。
ありがとう選手たち
ありがとうスタッフ&関係者のみなさん
ありがとう100周年ジロ・デ・イタリア
ボクにとってこの1か月は一生の宝物です
ありがとう・・・
荷物を取りにホテルに向かう途中、スイカが売ってました。
もうそんな季節なんだなぁ~
電車でローマを発ち、ジロの余韻もさめないまま、ボクは「ラピュタ」へ向かいました。
そのお話はまた今度に・・・
***************************
P.S ローマでの収穫は、お金では計れないものばかりでした
震災地アブルッツォ復興を願うリストバンド「AbruzziAMO」
いっぱい買ってきました。
2009-06-10 08:29
nice!(4)
コメント(14)
トラックバック(0)
お疲れさまでした。
色々見れて本当に充実していましたね。
また来年見に来るんですよね?当然。
ラピュタ日記も楽しみにしていまーす。
by Yusuke (2009-06-11 07:24)
DeRosaの水筒までぇ~!!!!!
by ローマ (2009-06-11 10:16)
すごい
もちろんジロが・・・ではなく加トさんのおっかけが・・・です。
それにこの戦利品もすごい。
いった甲斐がありましたね。
それにしても選手との距離が近いんですね、ジロは。
すばらしい臨場感あふれるレポートありがとうございます。
次はツール?
by さんきち (2009-06-12 07:55)
☆Yusukeくん
えっ?来年?
う~ん、もう見には来れないかなぁ~。
今年が最初で最後と思って追っかけてたしねぇ~。
ラピュタ、いいよぉ!
☆ローマさん
ボトル、欲しいぃ~?(^_^)
☆さんきちさん
選手との距離はローマに関しては近かったですねぇ!
戦利品やお土産に買ったものなどが、すごい数になってしまいました。
ツールも、アルプスステージ以降を見る予定・・・
夢のようです!
by 加ト (2009-06-13 15:58)
私からも加トさんにステキなレポートを
Grazie mille!!! (*^_^*)
…私もブラッチャレット、30個買いました(笑)
そして本人に見せてホメてもらいました(^^)v
by gon (2009-06-16 04:39)
☆gonさん
リド島でも売ってたんですね、ブラッチャレット!
どこで手に入るんだろうと思ってたんだけど、ANAGNIで初めて売ってるのを見かけました。
もっと買っとくんだった!(^_^;)
by 加ト (2009-06-19 02:15)
AbruzziAMOいいですね~
ジロを堪能されたみたいでうらやましい限りです。
感動やら喜びがすっごいわかります。
日本も自転車ブームじゃなくってこーなったら
面白いんですけどね~。
by りゅう (2009-06-19 22:51)
☆りゅうさん
AbruzziAMO、もっと買っとけばよかったと後悔してます。
どこかで買えるとは思うのですが、どこで買えるのか想像がつきません。
本場イタリアでの盛り上がり方を見ると、自転車がまだ「文化」ではない日本は・・・う~ん、やっぱりさびしいですね。
by 加ト (2009-06-22 06:50)
ケータイで見ちゃった(笑)
私の古いケータイで見てもローラー踏んでる姿はカッコイイね~☆
by はるし (2009-06-27 10:55)
☆はるしちん
マイミクさんで、携帯で見たって人いたけど、ここにもいたか!(笑)
やっぱかっこいいよねぇ~☆
ボク的にはサインしてる時の写真が好きです!
by 加ト (2009-06-29 04:04)
はじめまして。
上司が自分の趣味を私に押し付けるために、ジロを毎日DVDに焼いて、
3週間ぶんこつこつと私にくれました。
上司にはむかうわけにもいかず、毎日わたしはそれを見ました。
そして、まんまとディルーカのファンになりました。
ついでに、ここに辿り着きました。
中学生の頃にイタリア美術に惚れた私は、
30をすぎてイタリア男に惚れました。
世の中はこういうよくわからない縁で繋がってしまうものなので、
それに逆らわずに、素敵な写真をいっぱい載せてくださっている貴殿に
御礼がわりに、コメント申し上げます。
きれいで愉しげな写真をいっぱいみせてくれてありがとう。
by マユ (2009-06-29 15:32)
☆マユさん
はじめまして(^o^)
コメントありがとうございます!
まんまとハマってしまったのですね!!
こちらの世界へようこそ!(笑)
ジロのDVDって、今年のですか?
イタリアにいるせいで放送が見れないので、友達に録画をお願いしたのですが、全部は無理ということで数ステージ分だけダビングをお願いしてるところなのですが・・・
「そのDVDを見せていただきたい!」なんてお願いをすることは可能ですか?
aballi328@gmail.com
加ト
by 加ト (2009-06-30 03:08)
はじめまして。
イタリア好きのローマさんから
加トさんのブログを教えていただき、
楽しく拝見しました〜。
もう、めちゃめちゃ楽しかったです。
臨場感あふれるレポート…とばかりに
レースの裏側まで見る事が出来て本当に楽しかったです。
残念ながら、私は「コンタドール」ファンなのですが、
イタリアもそうですが、フランスも、スペインも
ロードレースはもとより、
背景の美しい景色を、なまで見られるなんて本当にうらやましいです。
また是非お邪魔させてください。
ありがとうございます。
by nao (2009-07-13 20:48)
☆naoさん
はじめまして!(^o^)
コメントありがとうございます!
お返事遅くなってすみません。ここんとこバタバタなもので。
そこまで楽しんでいただけると、レポートの甲斐があります!
今度の月曜日にイタリアを出国して、フランスでツールドフランスを観戦して、日本に帰国します。
帰国したらツール観戦記もアップしますので、またみてくださいね♪
by 加ト (2009-07-18 07:38)