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革屋さん訪問 ストック小島編 [革屋さん他訪問]

先日依頼のあった、サドルの製作。
サドルと言っても完全なオブジェ。飾るだけのサドル。
そのイメージにいちばん近いのが、ピンクの背ワニ。
ピンクの背ワニを扱ってる所なんて・・・ストック小島くらいしかないのでは?
ということで、メールでアポ取って、遅番の仕事の前に行ってきた。

以前からストック小島は気になってたが、一度も行った事がなかった。
メールでいただいた地図を頼りに行ってみると「えっ!?この建物?」
思ったよりデカイ!しかも立派な建物! 革屋さんのイメージではない。

立派な階段を上って行くと、きれいな受付のおねえさんが。う〜ん、やっぱり革屋のイメージじゃない。
受付の奥にはショールームがあった。ここまで立派な革屋さんは初めてだ。

アポを取ってた担当の方のところに、おねえさんに連れてってもらった(密かにウレシイ♪)
担当の方に、革のイメージを伝え、いろいろ出してもらった。

背ワニだけでなく、パイソン、トカゲなどいくつか出してもらったが、やはり使えそうなのはピンクの背ワニだけ。
これをサドルのためだけに買うのはかなり贅沢だ。
でも、型押しだとインパクトがイマイチだし・・・え〜い!ここまで来たんだ、買っちまえ!
ってことでお買い上げ。

ショールームも見て、気になった革があったがそれは取りあえず保留。
代金、約4万円を支払い、受付のおねえさんに見送られ(^_^;)ストック小島をあとにした。
いろんな意味でキチンとしてる革屋さん・・・というか会社だった。

帰りにフジトウ商事にも寄って見たら、たぬきの毛皮が売ってた。
見た目は変わらないのに、¥13000と¥1500の2種類があって、「¥1500は激安!」と、お頭付きのたぬきをお買い上げ。

何に使うんだ?


姫路、タンナー巡り(2日目) [革屋さん他訪問]

2日目。
白なめし革の新敏製革所の社長さんが、車で迎えに来てくれた。
というのは、もう1人、北海道からのお客さんを迎えに来るので、一緒に・・・ということだ。

3人でレストランで昼食。

北海道からのお客さんというのは、エゾシカ協会の方。
オオカミの絶滅、人間の保護によって増え過ぎてしまったエゾシカ。
そのエゾシカを減らして、生態系のバランスを保つには、人間がエゾシカを「摂取」することが必要。ただ殺してはいけない。
そのために、鹿肉を流通させる事、そして鹿皮を「鹿革」にする事が必要なのだ。
彼はそのために奔走してるらしい。

で、いい革を作るには、いい状態で原皮をとらなければならないらしい。
猟師が鉄砲で仕留めてから、さばくまでの時間、トラックでの搬送の状態、どれだけ早く血を抜けるか・・・。
白なめし革は何も添加しないので、そういう原皮の状態が、仕上がりに大きく左右するとのこと。
う〜ん、貴重なお話を聞かせていただいた。

昼食を終え、工場へ。
鹿革が出来ていた。

1枚1枚チェックしたが、やはり原皮の状態がモロにでる。
撃たれて倒れた時に何かにぶつかって出来た内出血の跡や(写真下)、搬送の際に下になってた半身が、うっすら内出血してたり・・・。

原皮の状態がいいものは、きれいで色も白い。

この日仕上がった鹿革は、全部どこかに渡るらしかったのだが、ご好意で1枚譲っていただいた。
正直、値段は高いが、こんな革、買いたくても買える物ではない。まだ世の中に出回ってない革なのだ。

タンナーは他にもいっぱいあったが、もうこれ以上回っても、収穫がありそうもなかったので、これにて「革探しの旅」終了!
「これだ!」という革が見つかった訳ではないが、何よりも、貴重なお話が聞けた事、工場の作業を見れた事、そしていい人と繋がれた事が、何よりの収穫だった。

姫路に来て、ほんと〜に良かったぁ〜♪

(「明石焼を食べに、明石へ。」に続く)


姫路、タンナー巡り(初日) [革屋さん他訪問]

姫路城から自転車でひた走り、小川橋にさしかかると・・・見えてきた革の町、高木地区。

姫路市高木地区


スゴイ眺めだ。大きくはない革の工場がびっしり見える!タンナーしかないのか?ってぐらいに。

まずは、小川橋東詰からすぐのところに、つい最近できた『レザータウン高木』というアンテナショップへ。
素人にはこういうアンテナショップがあるととっても助かる。
素人が1人でいきなりタンナーさんに飛び込むのには、かなり勇気が要るが、アンテナショップに仲介していただけると、だいぶ行きやすくなる。


アンテナショップに入ってみると、左半分は各タンナーさんの革がずら〜り。右半分は、バッグなどの製品が展示、販売されている。
眺めていると、先客さんがバッグを購入のようで、値段がよく分からなく、そのバッグを作ったタンナーさんを電話で呼んでいた。
まもなくそのタンナーの方が到着。値段を説明していた。
聞けばその方は、ボクがレザーフェアで気になってたタンナーの1社「大昌」さんの社長?または隠居して会長?さん。
グッドタイミング!これは願ってもないチャンス!と、見学交渉をしたら、快諾していただいた。

その前に、アポをとっていた馬革専門で名の知られてる「カドヤ商店」へ。
聞くと基本的に5枚からの受注との事。でも、そこにあったサンプルの山の中からだったら、1枚買いできるとの事で、片っ端から見ていった。
どれも欲しいが、そんなに買えないので、とりあえず2枚をチョイス。購入した。

次に、カドヤ商店の隣りにある、先ほどの「大昌」さんへ。
さっきお話しした方の息子さん(といっても年配の方)である社長さんが対応してくれた。
この方、根っからの職人!って感じの方で、初めこそ若干怖かったが、話すと面白く、またとっても為になるお話をしていただいた。
で、ボクのワニ革リュックを見て「こんな面白い物を作るヤツなら・・・」ってことで、おもしろい素材を紹介してくれた。

この革の端の部分は、ゴツゴツしてるので、捨てられるそうだ。その捨てられる部分を何とか利用できないものかと、社長さんは考えていたらしい。
社長さんはボクに「この革で何か作ってみないか!?」と言ってくれた。
見ると確かに普通では使えなそうな部分。でもとっても面白そうな素材だ。
「ぜひ作ってみたいです!」と、今度この素材を分けていただくことになった♪

大昌さんを出て、次はアポを取ってた「新喜皮革」さんへ。
ボクのワニ革リュックの馬革部分は、こちらの「ワイル」という商品。この「ワイル」はボクのお気に入りだ。
革を見させていただく。
まず紹介してくれたのが、新商品の「ヌメオイルSO」という革。この革、自分の好きなようにシワの模様をつける事ができて、面白い革。購入♪
他にもいろいろ出していただいたが、やっぱりボクは「ワイル」が好きなようで、ワイルの赤を買う事にした。

伝票を作ってもらってる間に、工場を見学させていただいた。
塩漬けされた馬革の原皮、でかいドラムでなめされ、薬品槽で染色され・・・とひと通りの作業を見る事ができた。

素人がこういう現場を見る機会はまずない。実際みることができてよかった。

時間も遅くなったので、今日はここまでかな?って思ってたが、最後に「新敏製革所」を訪ねる事ができた。
新敏製革所さんは、今では誰も作らなくなった「姫路白なめし革」を復活させようとがんばってるタンナーさん。(姫路の土産店でよく売られてる「姫路革細工」とは無関係です)
東京レザーフェアで「白なめし革」を拝見し、ぜひとも訪ねてみたかった。

事務所兼展示スペースには、牛革と鹿革の白なめし革で、社長さんの奥さんが作ったバッグや財布が飾ってある。
菜種油と塩だけで鞣した革は、独特な風合いで『自然な革』という印象を植え付けてくれる。
白なめしには「鹿革」が似合う感じがした。それもそうだ、昔は鹿革がメインで、牛革なんてなかったはず。
ボクはぜひ鹿革を見たいと伝えたら、ちょうど明日仕上がるとのことで、明日また訪ねることになった。

夜は、社長さんにお寿司をごちそうになった♪おいしかった〜(^_^)

姫路の初日、なかなか充実した1日だった♪・・・(「姫路、タンナー巡り 2日目」へ続く)


墨田革漉さんで漉いてもらう [革屋さん他訪問]

おととしに2回ほど訪ねた「墨田革漉工業」さん。
今朝、久しぶりに革を漉いてもらいに行った。

大通りから路地をちょっと入ると小さな工場で革を漉いてるのが見える。
それを横目に、裏の方の正面入口から訪ねて、さっき見えた作業場に入って行く。
いつものオジサンが革を漉いてた。
ボクも1年半ぶりなので、さすがにオジサンはボクのこと覚えてないらしい。

革の厚みは0.1mm違っただけで、違いが分かる。
ボクは1.3mmか1.2mmかで迷ってたが、結局1.2mmで漉いてもらうことにした。

いつ見てもこの大きな革漉機の黒光り感はいい。
今日は3枚漉いてもらった。

土曜日もやっていて、持ち込みでも時間によってはすぐに漉いてくれる。
そんな墨田革漉さんは、素人革職人(?)にはありがたい。

墨田革漉さんで革を持ち込みで漉いてもらいたい方は、朝イチ(8時半〜)頃に持ち込むとその場で漉いてくれる可能性大。
事前連絡した方がベストです。
1枚500円です。


堀下栄㈱を訪ねる [革屋さん他訪問]

以前、柿渋染めの革を買った、堀下栄(東京支店)さん。
その時に見た革で、ずっと気になってた革を買いに、仕事前に行ってきた。

前日に電話連絡していたので、担当の方とスムーズなやり取りで、まずは欲しかった「テキサスヌメ(キャメル)」をチョイス。
せっかく来たので、他の革も見てみようと、いろんな革を出してもらった。
型押革、馬革、新作の超撥水革・・・
馬革も買ってこうかな〜と考えてたら「ストーンウォッシュなんかどうですか?」と、ストーンウォッシュ加工の革を出してくれた。
革でストーンウォッシュ???と想像がつかないでいたが、見てみたらおもしろい風合い!!
もう一目惚れ!
迷わず「ストーンウォッシュ」も購入した♪

「テキサスヌメ」はずっと前にオーダーをいただいてた鞄に使う予定。
さて、「ストーンウォッシュ」はどんな風に使おうかなぁ〜♪

変わり種のおもしろい革も扱ってる「堀下栄㈱東京支店」は、秋葉原と御徒町の中間あたり、蔵前橋通りを蔵前方向に数百m
行って、ちょっと右に入ったところです。(佐川急便の隣り)
ボクみたいなアマチュアでも、親切に対応してくれます。
堀下栄さんで革を買ってみたい方は、事前連絡してから訪れるとよいでしょう。

堀下栄㈱東京支店
台東区台東1-22-4
03-5812-2131


革屋さんめぐり [革屋さん他訪問]

今週は遅番(=朝10時くらいまで寝てる)だけど、今朝はがんばって早起きした。
革屋さん&金具屋さんめぐりするためだ。
買う物は、ボクのトートの金具、Aさんオーダーのバッグに使うタンニン革、Tさんオーダーの自転車用ポーチの革。
レザーフェアでもらった浅草の革屋さんの名刺をかき集めて家を出た。
まずどこに行こう?(ってこの時点でどこに行くにもアポなしなのが分かる)

最初は「富田興業」に行ってみた。でかい会社だ。外壁リフォーム中で裏口の仮受付の方に回った。
忙しそうなオジサンが対応してくれたが、忙しいときにいきなり訪れたので迷惑そう....。
まあ小売店ではないので、こういう対応も仕方ない。(突然行ったボクも悪いので)
サンプルで候補を3種類に絞ってから実際に革を見せてもらった。
ポニーのイイ感じのがあればと思ってたが、ポニーは1種類しかなく、あまりきれいな物ではなかった。が、半端があったので買ってみた。
Aさんオーダーの革もここで探した。今まで探した中で一番イメージに近い、オイルを含んだ味のあるタンニン革を見つけた。しかも安い。
以上2点お買い上げ♪
「今度来るときは連絡してから来てね」と愛想良く念を押された。(スミマセン.....)

次に向かったのは、素人には貴重な革の小売店「フジトウ商事」
Tさんオーダーの自転車用ポーチの革を探した。
汚れやすいので、コーティングしてある革を探してたら、半端物で使えそうな白い革があった。それと組み合わせる赤系の革も切り売りしてもらった。フジトウは切り売りしてくれるからウレシイ(切り売り不可のもある)
他に「お買い得よ♡」と店員のオバサン(いや、愛想がよかったので「おねえさん」)に勧められた革がボク好みで、しかも安かったので買ってしまった。
梱包してもらってる間、店内を見てたら、ピンク色のワニ柄型押し牛革の、Tさんオーダーのイメージに超ピッタリな革が展示されてた!欲しい!これ使いたい!
聞いてみたら、インポート物らしく、1ds=250円→サービスで200円とのこと。切り売り不可。
高い!大きくないが、それでも1枚24000円!.....でも使いたい!!!
「とりあえずまた今度」とお店をあとにしたが、せっかく作るのに妥協したくない!
未だに葛藤中。

最後に行きつけの金具屋「三洋商会」でマグネット(トートですごく重要になる)などを買って、今日のお買い物終了!

今日はいい買い物ができた♪
しかも結構安く済んだしぃ〜(^. ^)
あとはガンガン作るのみ!!!


革屋さん新規開拓 [革屋さん他訪問]

3月にボクの鞄職人(!?)として初めてのオーダーを承って、はや3ヶ月。
お客さんの希望をいろいろ聞いて「今回は革選びが重要」と判断したはいいものの、どうやって探せばいいのか途方に暮れている。
先日はニッピに行っていろいろ見させてもらったが、欲しい革は在庫がなかった。(;_;)
もっと革屋さんを開拓せねば!と、今日仕事(遅番)の前に蔵前に行ってきた。
目指すは(株)碓井。 専門学校時代の友達が紹介してくれて、その存在を知った会社だ。
ネットで調べたら、本社の向かいにショールームのビルがある結構大きい会社なようだ。
今回も懲りずにアポなしで行ってみた。
本社を見つけた。....素人が入るには勇気がいる感じ。
ショールームは....見た感じ開いてない。
仕方なく勇気を出して本社に入ってみた。
すごく狭い受付に何故か受付嬢が2人、贅沢だ。(例えて言うなら観光バスにバスガイドが2人いる感じ?)
初めはそのおねえさんに話すも、結局目の前にいたエラいと思われるおじさんが話しを聞いてくれた。
ショールームは前もって連絡しないと、アポなしではキビシいらしい。しかも今は来週開催される東京レザーフェアの準備で忙しいらしい。
でも行った甲斐はあった。その「東京レザーフェア」なんつ〜のがあるとは知らなかった。教えてくれたオジサン、ありがと!
22、23日に浅草であるらしい。なんとか半休をもらって行こうと思う。


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