ぼくのなつやすみ散走2010 ~2日目~ [自転車]
2日目
明け方、あいにくの雨だったので、出発を少し遅らせてゆっくり朝食をとってからスタート
この日はこのツアーのメインでもある笹川流れを満喫するルートです。
ひたすら海沿いを走ります。
笹川流れの各要所にて
笹川流れ遊覧船が出ている桑川集落に到着。
夏はさすがに平日にもかかわらず混んでいて、1便待って遊覧船に乗ることにしました。
乗るころには天気も晴れてきました
その後、村上まで向かう予定だったものの、早めに帰って泳ぎたいよね~ってことで、村上に向かうのは止めて、桑川集落を散走
そしてそのまま笹川流れを家まで戻りました。
途中、「笹川流れ塩工房」に立寄り、塩をかけたソフトクリームを食べました
これがハマる逸品
塩をかけただけなのですが、味が締まります
さらに北上して、家に到着
【2日目のルート】
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=fb023b0aaafecfdde26585b87baf2561
そして、この日はここからがある意味メインイベントでした
家の前の海(碁石海水浴場)でジャージのまま泳いじゃいました
この日は透明度は結構高い方でした
みなさん、海の透明度に感動してました
最後は「交流の館 八幡」で温泉に入って、そのまま勝木駅へ。
きらきらうえつで帰京する人、そのまま車で東北の旅に行く人・・・
参加してくれたみなさん、とても満足していただけました
ボクとしても企画した甲斐がありました
そしてボクはまだ田舎に帰省中です
今回のツアーは、いろいろと予定通りにいかないことが多かったのだけど、結果的にそれがいい結果になった部分が多かったです。
とりあえず大成功
(ここから真面目な話になってしまいますごめんなさい)
さて、今回のツアーの目的・・・
「一人でも多くの人にウチの田舎を走ってもらいたい」
「笹川流れセンチュリーライドへの小さな1歩」
「都会暮らしの人に豊かな自然を堪能してもらいたい」
などあったのですが・・・
実はもう一つ、ボクの中で密かな大きな目的がありました。
これは参加してくれた皆さんにも話してないのですが・・・。
田舎に帰省する度に感じることなのですが、年々空き屋が増えていったり、子供が昔よりも大分少なくなってたり、既婚率が低かったり・・・
過疎化を感じざるをえない状況なのです。
それは日本全国の地方に言えることだと思います。
(まあ、ボクも進路、仕事の関係場、東京に出てしまった人間の一人なのですが・・・)
そのことから何が予想されるかというと・・・
日本の第1次産業の崩壊
ボクの親は漁師をしてますが、漁業、農業、林業を継ぐ若い地元の人がかなり少なくなっていると思うのです。
なぜか・・・?
収入の単価が下がってしまって、生活出来なくなってきてるからというのが理由の一つだと思います。
輸入品の安い野菜や魚の影響で、良質な国産の野菜や魚が適正価格で取引されてないという現状・・・。
それはもちろんほかの業種にも言えることで、鞄業界などはまさしく大打撃を受けてる業種のひとつなのです。
そんな中でも、質の良さを売りにして農水産物をブランド化して、各地方がなんとか頑張っているのです。
ただ、30年後、第1次産業従事者がどれぐらい残っているか・・・
かなり減ってるのではないかと想像します
それはつまり「地方に仕事が無い」という状況になります。
極論で言うと、都会で地方の美味しいものが食べれなかったり、地方に旅行に行っても観光地が寂びれてしまっていて宿も少なかったり・・・
(ボクの母の実家も今年民宿を閉めました。)
現代、普通に味わってる、あるいは楽しんでる「田舎の恩恵」が、将来受けられなくなる可能性も無くはないのです。
ではボクに何が出来るか・・・。
ボク一人が田舎に帰って漁師を継いだところで、何も変わりません。
東京在住のボクが出来ること・・・。
それが「都会暮らしの人たちに少しでも『田舎』を体感してもらうこと」だと考えました。
稲が生えているところ、野菜が育っているところ、魚が水揚げされているところ、山の木々を守っているところ・・・
自然豊かなその現場を実際に自転車で巡って生で見てもらうことで、スーパーで野菜や魚を買う時にその産地の環境、生産者の顔やその苦労を感じ取ってもらえるのではないか・・・
そして、安い輸入品ではなく、良質な国産のモノを手にとってもらえるのではないか・・・
そして、第1次産業従事者に適正な収入が入るのではないか・・・。
文化や技術や伝統や自然というのは、その地方にある程度の人口がないと維持は難しいのです。
ボクの田舎も独身の人が多いです。
交流の場があまりないからというのもあります
また、都会暮らしの独身の人でも、自然あふれた地方に憧れる人はいると思います。
かといって、生々しく「婚活イベント」みたいなことをするのも違うと思います。
ボクが切望している『笹川流れセンチュリーライド』。
都会の人たちには豊かな自然を満喫してもらうことができ、
地元の人たちには地元の農水産物を知ってもらったり、場合によっては参加者との小さな交流が生まれるかもしれない・・・。
長々と書いてしまいましたが、今回のツアーの目的は、そんな大きな構想の小さな1歩でもありました。
でもまずは能書き抜きに田舎を満喫してもらいたかったので、あえてこの話はしてませんでしたし、この話へのコメントも要りません。
とにかく楽しんでもらうこと体感してもらうこと
今はそれが何よりも大事だと思ってます。
好評により、来年の夏にまたこのツアーを企画したいと思います
反響次第では、年内にもう1回ってのもアリ
次回はいつになるか・・・?
お楽しみに
明け方、あいにくの雨だったので、出発を少し遅らせてゆっくり朝食をとってからスタート
この日はこのツアーのメインでもある笹川流れを満喫するルートです。
ひたすら海沿いを走ります。
笹川流れの各要所にて
笹川流れ遊覧船が出ている桑川集落に到着。
夏はさすがに平日にもかかわらず混んでいて、1便待って遊覧船に乗ることにしました。
乗るころには天気も晴れてきました
その後、村上まで向かう予定だったものの、早めに帰って泳ぎたいよね~ってことで、村上に向かうのは止めて、桑川集落を散走
そしてそのまま笹川流れを家まで戻りました。
途中、「笹川流れ塩工房」に立寄り、塩をかけたソフトクリームを食べました
これがハマる逸品
塩をかけただけなのですが、味が締まります
さらに北上して、家に到着
【2日目のルート】
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=fb023b0aaafecfdde26585b87baf2561
そして、この日はここからがある意味メインイベントでした
家の前の海(碁石海水浴場)でジャージのまま泳いじゃいました
この日は透明度は結構高い方でした
みなさん、海の透明度に感動してました
最後は「交流の館 八幡」で温泉に入って、そのまま勝木駅へ。
きらきらうえつで帰京する人、そのまま車で東北の旅に行く人・・・
参加してくれたみなさん、とても満足していただけました
ボクとしても企画した甲斐がありました
そしてボクはまだ田舎に帰省中です
今回のツアーは、いろいろと予定通りにいかないことが多かったのだけど、結果的にそれがいい結果になった部分が多かったです。
とりあえず大成功
(ここから真面目な話になってしまいますごめんなさい)
さて、今回のツアーの目的・・・
「一人でも多くの人にウチの田舎を走ってもらいたい」
「笹川流れセンチュリーライドへの小さな1歩」
「都会暮らしの人に豊かな自然を堪能してもらいたい」
などあったのですが・・・
実はもう一つ、ボクの中で密かな大きな目的がありました。
これは参加してくれた皆さんにも話してないのですが・・・。
田舎に帰省する度に感じることなのですが、年々空き屋が増えていったり、子供が昔よりも大分少なくなってたり、既婚率が低かったり・・・
過疎化を感じざるをえない状況なのです。
それは日本全国の地方に言えることだと思います。
(まあ、ボクも進路、仕事の関係場、東京に出てしまった人間の一人なのですが・・・)
そのことから何が予想されるかというと・・・
日本の第1次産業の崩壊
ボクの親は漁師をしてますが、漁業、農業、林業を継ぐ若い地元の人がかなり少なくなっていると思うのです。
なぜか・・・?
収入の単価が下がってしまって、生活出来なくなってきてるからというのが理由の一つだと思います。
輸入品の安い野菜や魚の影響で、良質な国産の野菜や魚が適正価格で取引されてないという現状・・・。
それはもちろんほかの業種にも言えることで、鞄業界などはまさしく大打撃を受けてる業種のひとつなのです。
そんな中でも、質の良さを売りにして農水産物をブランド化して、各地方がなんとか頑張っているのです。
ただ、30年後、第1次産業従事者がどれぐらい残っているか・・・
かなり減ってるのではないかと想像します
それはつまり「地方に仕事が無い」という状況になります。
極論で言うと、都会で地方の美味しいものが食べれなかったり、地方に旅行に行っても観光地が寂びれてしまっていて宿も少なかったり・・・
(ボクの母の実家も今年民宿を閉めました。)
現代、普通に味わってる、あるいは楽しんでる「田舎の恩恵」が、将来受けられなくなる可能性も無くはないのです。
ではボクに何が出来るか・・・。
ボク一人が田舎に帰って漁師を継いだところで、何も変わりません。
東京在住のボクが出来ること・・・。
それが「都会暮らしの人たちに少しでも『田舎』を体感してもらうこと」だと考えました。
稲が生えているところ、野菜が育っているところ、魚が水揚げされているところ、山の木々を守っているところ・・・
自然豊かなその現場を実際に自転車で巡って生で見てもらうことで、スーパーで野菜や魚を買う時にその産地の環境、生産者の顔やその苦労を感じ取ってもらえるのではないか・・・
そして、安い輸入品ではなく、良質な国産のモノを手にとってもらえるのではないか・・・
そして、第1次産業従事者に適正な収入が入るのではないか・・・。
文化や技術や伝統や自然というのは、その地方にある程度の人口がないと維持は難しいのです。
ボクの田舎も独身の人が多いです。
交流の場があまりないからというのもあります
また、都会暮らしの独身の人でも、自然あふれた地方に憧れる人はいると思います。
かといって、生々しく「婚活イベント」みたいなことをするのも違うと思います。
ボクが切望している『笹川流れセンチュリーライド』。
都会の人たちには豊かな自然を満喫してもらうことができ、
地元の人たちには地元の農水産物を知ってもらったり、場合によっては参加者との小さな交流が生まれるかもしれない・・・。
長々と書いてしまいましたが、今回のツアーの目的は、そんな大きな構想の小さな1歩でもありました。
でもまずは能書き抜きに田舎を満喫してもらいたかったので、あえてこの話はしてませんでしたし、この話へのコメントも要りません。
とにかく楽しんでもらうこと体感してもらうこと
今はそれが何よりも大事だと思ってます。
好評により、来年の夏にまたこのツアーを企画したいと思います
反響次第では、年内にもう1回ってのもアリ
次回はいつになるか・・・?
お楽しみに
2010-08-16 17:18
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コメント(4)
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笹川流れの海ってこんなに綺麗だったんだ!
って、あらためて驚きました。
〇ノ島よりもぜんぜん美しいこの海をもっと知ってもらいたいです。
自分は大人になって以来新潟に帰ることは少なくなってしまいましたが・・・
来年は泳ぎたいなあ・・・もう、幼少の頃みたいに引き潮に引かれて溺れかけることは無いはずです(爆)
余談ですが、今年の夏の甲子園も新潟頑張ってますね!
二年連続ベスト8!すごい☆
by Mayu (2010-08-18 00:26)
☆Mayuちゃん
今年は潮の流れが速いらしく、それで海がきれいな日が続いたのかも?
台風前は毎日こんな海でした☆
〇ノ島は・・・あれは海ではなく泥って感じですね。
来年はぜひ泳ぎに行ってみてください(^_^)
新潟明訓、惜しかったよねぇ・・・(; ;)
by 加ト (2010-08-19 19:39)
更に、海までっっっっっ!!!!!
海、川、山、何でも揃っているんですね〜。
しかも、こんなに透き通った海!!!
本州にもこれほどキレイな海があるとは!?
ホント無知でした。
日本海、どんな風が吹いて、どんな香りがするのかな〜。
by Tytto (2010-08-31 06:15)
☆Tyttoさん
うちの方の海は、砂が重くて大きめなので、海が比較的濁りにくいんです☆
だから透明度が高いんですよ↑
東京から4時間で、こんなところがあるって、びっくりでしょ?
日本海って、冬の荒波のイメージだけど、夏はこんななんです☆
by 加ト (2010-09-05 16:53)