フィレンツェの革屋さん②『LUCIANO』 [【イタリア】革屋さん他訪問]
え~ 長らくご無沙汰しておりました
帰国してからというもの、イタリアの事や革、バッグの事など、全然ブログにアップせず、ほぼほったらかし状態でした
それには少々ワケがございまして・・・
イタリアおよびフランスの写真が膨大過ぎて、ノートPC内で処理するにはいろいろな手間が掛かってしまったんです
それともう1つ、優先順位的にブログは後回しにしなければならない状態だったので(今もそうなのですが)、なかなかアップまで至りませんでした
しかし、え~かげんアップせんかぃと、自分自身にツッコミをいれ、ブログを再開するに至りました。
まずアップしなきゃならないもの・・・
そう、『ぼくボストン』ですね。
でも、「ぼくボストン」をアップするには、まず先にその製作の経緯をアップしなきゃなりません。
ということで、革を買うところから始めたいと思います。
* * * * * * * * * * *
それはまだ冬の寒さが身にしみる2月末ぐらいだったと思います。
ある日、学校で午前中のイタリア語の授業を終え、鞄の授業(午前中は靴の授業)をやる教室に入ると、靴の授業中なのだけど、その日は見知らぬおじいさんが座ってました。
聞くと、時々革を売りに来てる革屋さんのLUCIANO(ルチアーノ)さん。
話には聞いてたけど、この時が初対面でした。
この日はちょっと珍しいカンガルー革などを持ってきていて、靴コースの友達がそれを買っていました。
変ったものが好きなボクは、もちろんそのカンガルー革に惹かれ、「今度革を買いに行きたいので・・・」と、連絡先を教えてもらいました。
このLUCIANOさん、普通の革屋さんとはちょっと違い、前もって電話で行く日時を調整してからでないと買えないのです
後日ボクはLUCIANOにカタコトのイタリア語で電話し(もちろんイタリア語しか通じません)、「明日の10時に友達と行きます」と連絡をとりました。
そして翌朝、友達と待ち合わせて、もらった名刺の住所のあたりを行ったり来たりするものの、あるはずの「4r(赤い4番)」の番地の表札が見当たらない・・・
しばらく行ったり来たりして・・・「えっひょっとしてここ」と見つけた扉は・・・
開いてないと、それが扉とすら気付かない、物置か何かのような扉でした
(その時はまだLUCIANOが来てなかったので、扉も閉まっていて電気も点いてませんでした)
中に入って階段を下りていくと・・・
そこは、お店ではなく、完全に地下倉庫です
まあそれはいいとして、カンガルー革があるか聞いてみたところ・・・「ない」とのこと
仕方なく、何かいい革はないか?といろいろ出してもらいました。
これは確実にワシントン条約に引っかかるでしょ~というものから、ごく普通のものまで見させてもらったものの・・・ピンと来るものがなく・・・
そうしたら、奥の方で「これはどう?」と呼ぶので行ってみると・・・
見た瞬間「これだっ」という革に巡り会いました
その革こそ、4ヶ月後に「ぼくボストン」に使われることになる牛革だったのです
残念ながらその革の写真がありません
というか、1~2月に撮った写真をすべて1枚のDVDに入れたのですが・・・・・なぜかそのDVDが開けなくなってしまいまして・・・
つまり1~2月の写真は全て消えてしまったんです
その革は、LUCIANO本人が手仕事でヌメ革に着色した、程よくムラのあるいい感じの渋い茶色の革で、キップ【中牛革】(人間で言うと小学生~中学生ぐらい?)のちょっとカーフ【仔牛革】寄り(つまり小学3年生ぐらい?)の革なので、程よく柔らかく、程よくコシもある、いい革でした
1枚80ユーロと高かったので悩んだのですが、買っちゃいました。
その後、6月の末に、同じ革を何枚か作ってもらい、その革でバッグを作って商品展開しようと思い、さらに2枚注文したのですが、元のヌメ革の微妙な質の違いから、どうしても同じようにいかず、イメージと異なる2枚になってしまいました
(その革にオイルを塗ってるところ)
フィレンツェのチェントロ(中心)で、ここ以外に革屋さんを見たことがないので、チェントロ唯一の革屋さん?なのではないかと思ってます。(バッグ屋さんが革も売ってくれるお店はありますが・・・)
倉庫の場所は、Ponte Vecchio(ヴェッキオ橋)の隣のPonte S.Trinita(サンタ・トリニタ橋)を渡った、美味しいジェラート屋さんの裏の方、サント・スピリト教会の近くにあります。
ただし事前連絡が必要ですが・・・
「お勧めするか?」と聞かれたら玉虫色の回答をしてしまいそうですが、詳しい情報を知りたいという方は、aballi328@gmail.com(加藤)までご連絡ください。
御歳72~3歳(だったかな?)のLUCIANOおじいさんのお店でした。
帰国してからというもの、イタリアの事や革、バッグの事など、全然ブログにアップせず、ほぼほったらかし状態でした
それには少々ワケがございまして・・・
イタリアおよびフランスの写真が膨大過ぎて、ノートPC内で処理するにはいろいろな手間が掛かってしまったんです
それともう1つ、優先順位的にブログは後回しにしなければならない状態だったので(今もそうなのですが)、なかなかアップまで至りませんでした
しかし、え~かげんアップせんかぃと、自分自身にツッコミをいれ、ブログを再開するに至りました。
まずアップしなきゃならないもの・・・
そう、『ぼくボストン』ですね。
でも、「ぼくボストン」をアップするには、まず先にその製作の経緯をアップしなきゃなりません。
ということで、革を買うところから始めたいと思います。
* * * * * * * * * * *
それはまだ冬の寒さが身にしみる2月末ぐらいだったと思います。
ある日、学校で午前中のイタリア語の授業を終え、鞄の授業(午前中は靴の授業)をやる教室に入ると、靴の授業中なのだけど、その日は見知らぬおじいさんが座ってました。
聞くと、時々革を売りに来てる革屋さんのLUCIANO(ルチアーノ)さん。
話には聞いてたけど、この時が初対面でした。
この日はちょっと珍しいカンガルー革などを持ってきていて、靴コースの友達がそれを買っていました。
変ったものが好きなボクは、もちろんそのカンガルー革に惹かれ、「今度革を買いに行きたいので・・・」と、連絡先を教えてもらいました。
このLUCIANOさん、普通の革屋さんとはちょっと違い、前もって電話で行く日時を調整してからでないと買えないのです
後日ボクはLUCIANOにカタコトのイタリア語で電話し(もちろんイタリア語しか通じません)、「明日の10時に友達と行きます」と連絡をとりました。
そして翌朝、友達と待ち合わせて、もらった名刺の住所のあたりを行ったり来たりするものの、あるはずの「4r(赤い4番)」の番地の表札が見当たらない・・・
しばらく行ったり来たりして・・・「えっひょっとしてここ」と見つけた扉は・・・
開いてないと、それが扉とすら気付かない、物置か何かのような扉でした
(その時はまだLUCIANOが来てなかったので、扉も閉まっていて電気も点いてませんでした)
中に入って階段を下りていくと・・・
そこは、お店ではなく、完全に地下倉庫です
まあそれはいいとして、カンガルー革があるか聞いてみたところ・・・「ない」とのこと
仕方なく、何かいい革はないか?といろいろ出してもらいました。
これは確実にワシントン条約に引っかかるでしょ~というものから、ごく普通のものまで見させてもらったものの・・・ピンと来るものがなく・・・
そうしたら、奥の方で「これはどう?」と呼ぶので行ってみると・・・
見た瞬間「これだっ」という革に巡り会いました
その革こそ、4ヶ月後に「ぼくボストン」に使われることになる牛革だったのです
残念ながらその革の写真がありません
というか、1~2月に撮った写真をすべて1枚のDVDに入れたのですが・・・・・なぜかそのDVDが開けなくなってしまいまして・・・
つまり1~2月の写真は全て消えてしまったんです
その革は、LUCIANO本人が手仕事でヌメ革に着色した、程よくムラのあるいい感じの渋い茶色の革で、キップ【中牛革】(人間で言うと小学生~中学生ぐらい?)のちょっとカーフ【仔牛革】寄り(つまり小学3年生ぐらい?)の革なので、程よく柔らかく、程よくコシもある、いい革でした
1枚80ユーロと高かったので悩んだのですが、買っちゃいました。
その後、6月の末に、同じ革を何枚か作ってもらい、その革でバッグを作って商品展開しようと思い、さらに2枚注文したのですが、元のヌメ革の微妙な質の違いから、どうしても同じようにいかず、イメージと異なる2枚になってしまいました
(その革にオイルを塗ってるところ)
フィレンツェのチェントロ(中心)で、ここ以外に革屋さんを見たことがないので、チェントロ唯一の革屋さん?なのではないかと思ってます。(バッグ屋さんが革も売ってくれるお店はありますが・・・)
倉庫の場所は、Ponte Vecchio(ヴェッキオ橋)の隣のPonte S.Trinita(サンタ・トリニタ橋)を渡った、美味しいジェラート屋さんの裏の方、サント・スピリト教会の近くにあります。
ただし事前連絡が必要ですが・・・
「お勧めするか?」と聞かれたら玉虫色の回答をしてしまいそうですが、詳しい情報を知りたいという方は、aballi328@gmail.com(加藤)までご連絡ください。
御歳72~3歳(だったかな?)のLUCIANOおじいさんのお店でした。
2009-09-10 17:35
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コメント(6)
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LUCIANOじいちゃん、サンタさんみたいだな^^;
兄さん色々と忙しそうだねー。
季節が変わってきてるから、体調&A型インフルには気ぃ付けて~。
冬になったら鍋でも食べるベ~^^
by はるし (2009-09-10 20:10)
ブログ再開、うれしーです♪
でも、無理せずのんびり更新してくださいネ(^^)
しかし、いかにもイタリアちっくなじーちゃんとお店!
でも、サンタトリニタ橋を渡ったとこにある美味しい
ジェラテリアの方が気になってたりして(笑)
by gon (2009-09-11 00:53)
わーい。お久しぶりです。
ルチアーノ翁、佇まいがステキすぎますっ笑
雑多な感じの店(?)もステキすぎますっ!
いーなー、イタリア。行きたいなぁー。
by nanahana (2009-09-11 04:07)
ワシントン条約でひっかかる革ってなんですか?
チーター?キリン?亀?
何でしょうか
by 明間 (2009-09-11 07:01)
ちょこっとlucianoは高いですよね。
でも良い革を見つけることが出来るんですよね。
by Yusuke (2009-09-11 07:33)
☆はるしちん
たしかにサンタの格好させたら似合いそう~(^_^)
そういえばトナカイの革って出回ってんのかな?
鍋!いいねぇ~!!やっぱ日本食はいいね!
☆gonさん
イタリアちっくなじいちゃんなだけに、お願いした通りにやってくれなかったり・・・(-_-;)
ジェラテリア、ルチアーノと待ち合わせてまだ来てない時なんかは、よくジェラート買ってました♪
有名なG店よりは、こっちのお店の方が好きです♪
☆nanahanaさん
72歳にして、このウォーリーのような赤白ボーダーが似合うあたり・・・いいよね!
日本人じゃまず似合わないよね。
イタリア、いろいろ不満はあるけど、観光するにはいい国だからぜひ行ってみてね~!(ボクも北欧行きたかった)
☆明間さん
チーターがよく襲ってる動物です。
あの革がはたして本物かどうかは分かりませんが・・・。
あの柄がプリントっぽい気がしないでもなかったけど・・・・。
☆Yusukeくん
そう、あそこは高いんだよね~(-_-;)
ただ、高い買い物した時は、いろいろ在庫処分品を安く売ってくれるところは悪くないね。
あとちょっと珍しい革も見かけるし♪
by 加ト (2009-09-11 13:13)